パック詰め水出しコーヒーを展開するインドの3銘柄

 

Posted on 30 Nov 2018 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

なんだかんだ言ってインドに関わっていてよかったな、と一番思えるのは、13億人の市場でありながら、日本から見れば、いまだにニッチなところです。



「Homegrown」というライフスタイル系のウェブポータルに、インド発のコールドブリュー・コーヒーが3ブランド紹介されていたので、備忘録も兼ねてこちらでも要約しておきたい。

Sample Our 3 Favourite Cold Brew Coffees Available In India - Homegrown
By Pankhuri Shukla | Posted Oct 25 2018


米系チェーンのスターバックス・コーヒー(Starbucks Coffee)がムンバイーのタージ・マハル・パレスホテルにインド1号店(Tata Starbucks)を出店したのはつい最近のことで、それまではいわゆるカプチーノやカフェラテを飲みたくなった人たちの向かう先は、インド資本のカフェ・コーヒー・デイ(Cafe Coffee Day)やバリスタ(Barista)だった。

しかし、スターバックスも含めてコールドブリュー、いわゆる水出しコーヒーはインドではあまり聞いたことがないし飲んだことがない(沸かさない常温の水を使って抽出するイメージから、無意識に避けているだけかもしれないが)。
また、その手間を考えると、なかなか気軽に親しむことができるようなものでもなさそうだ。

そんなインドにあって、キンキンに冷やした水出しコーヒーをすぐに飲めるようパック詰めして展開している3ブランドが、次の通りだ。
これは、ぜひ試してみたい。

I. Sleepy owl

デリーのブランド、「Sleepy Owl」は、淹れたての新鮮さをウリにしている。
ウェブサイトを見ると一目瞭然、商品パッケージの中に1回分のキットを入れて新鮮な水を加え、22時間放置するだけで、蛇口から新鮮なコーヒーが出てくるという画期的なアイデアだ。
1パッケージ500ルピーと手ごろで、これはお土産やプレゼントにもいいかもしれない。

II. Koinonia Coffee Roasters

安全で信頼できるコーヒー農家と契約したクリーンなコーヒーを、手ごろな価格で提供すると謳う。
ムンバイーにコーヒーショップもあるようだが、オンラインストアに水出しコーヒー商品の陳列はないので、これは店頭限定の商品なのかもしれない。
ココナッツやシナモンの風味が効いた水出しコーヒーは1本160ルピー(2018年11月現在)。

III. Third Roast Coffee

カフェイン誘発性の胃酸過多を起こしにくいと主張する、24時間抽出の水出しコーヒー。
アラビカ豆を100%使用し、バニラ(Vanilla)、ストレートアップ・ブラック(Straight Up Black)、ベトナミージー(Vietnameasy)の3種類のフレーバーがある。

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※26/11に関心を持ってくれてありがとうございます。

 





  



About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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