インド111都市中でプネーが「最も住みやすい街」トップに

 

Posted on 14 Aug 2018 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

プネーは確かに住みやすいです。



都市開発省(Ministry for Urban Affairs)が本日発表した「住みやすさ指数(Ease of Living Index 2018)」で、国内111都市の中からわが街プネーが「最も住みやすい街」のトップにランキングされた。

The best city to live in India isn’t Delhi or Mumbai. It’s in Maharashtra - Hindustan Times

Top 10 Liveable Cities in India - Ministry for Urban Affairs


4カ月にわたり6万人以上の市民を対象に行った聞き込み調査などから収集したデータをもとに、「法制度」、「社会(教育機関や医療制度などの充実度)」、「経済(雇用率や住宅、公共空間の充実度)」、「物理(インフラや輸送システムなど)」の4要素を均等に評価して割り出した指数をもとにランク付けした。
2位はナヴィ・ムンバイー(Navi Mumbai)、3位はグレーター・ムンバイー(Greater Mumbai)とマハーラーシュトラ州西部都市(地域)が独占した形となった。

ただし、大都市コルカタを含む西ベンガル州の3都市は、この調査に参加していない。

プネー住民として、このランキングはそのまま鵜呑みにできるものかという疑問はある。
たとえば、メトロ工事中とはいえ市内を移動するための公共交通機関は実質バスまたはオートリクシャーしかなく、近年、急速に台頭してきたウーバー(Uber)やオーラ(Ola)などのタクシーに頼るにしても、慢性的な道路渋滞により通勤や通学にかかる時間が読めないことが多い。
とはいえ都市部に住むとしたら、面積がそれほど大きくないのでどこへ行くにも遠すぎるということはなく、移動は比較的楽かもしれない。

インフラ面で言えば停電は依然として頻発している。
ただし水資源は他の町と比較すると周辺にダムが5つほどあることから安定しているとは言える。

治安としては、他の町の人に話すと驚かれるが、女の子がミニスカートを穿いて堂々と闊歩したり、タクシー等を利用したりしている姿をよく見かけるので、服装の自由度は高い。

雇用はまずまずで、プネーの人口規模を考えたら今後もっと伸びしろがありそうだ。





      



About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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