ヒマラヤのトレッキングシーズン本番、HP州ではヘリによる救急救命サービスを提供

 

Posted on 30 Apr 2018 21:00 in トラベル・インド by Yoko Deshmukh

例によって酷暑期のプネーは現在気温40度、滞在中の福岡と20度の差があります。写真は今年4月19日、成田から福岡へ向かう機内から見えたMt. Fujiです。



これから本格的なトレッキングシーズンを迎えるヒマーチャル・プラデーシュ州では、スイスのヘリ・ミッション(Heli Mission)と提携した連携した無料のヘリ救急サービスが導入されると、昨日付けの「Tribune India」が伝えた。

Heli-ambulance to cover entire state round the clock - Tribune India

5月、インド亜大陸の大部分が灼熱の酷暑期を迎る中、登山愛好家は年中冷涼な世界最高峰ヒマラヤ山脈でのトレッキングを目指す。
同時に、急な天候の変化による予期せぬ事故の危険はつきものであり、しかも救急救命サービスが到達しにくいという課題がある。

そこで保健衛生省ではヒマーチャル・プラデーシュ州マナーリーのウィリントン病院と、スイスを拠点に全世界にサービスを提供するヘリコプター救助機関ヘリ・ミッション(Heli Mission)との提携による救急救命サービスを提供すると発表している。

救急救命サービスを必要とする人が「108」をダイヤルすると管制室に繋がり、状況に応じてチャンディーガル、シムラー、カングラ(Kangra)いずれかの救急医療センターにヘリコプターで搬送される。
通常、ヘリコプターによる患者搬送は平均的な距離で20万ルピーかかるが、今回の提携によりその費用がまかなわれる。

現在、ウッタラーカンド州でもキナウル渓谷やラバウル渓谷での遠隔医療サービスを活用した救急救命サービスを提供している。





        



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Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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