イケア:ハイダラーバード1号店まで秒読みの12日、プネーに流通センターを開業
Posted on 21 Feb 2018 22:00 in インドビジネス by Yoko Deshmukh
なんだよ流通センターかよ、と失望しましたが、ハイダラーバードの次はムンバイーが開店する見込みとあって希望は保っています。それにしてもインドであの規模の食堂つきの店舗をオープンするのは相当大変なのでしょう。
プネーでの店舗開業まで秒読みか。
わたしが映画「バーフバリ」をNetflix Indiaで鑑賞していた12日、スウェーデンの家具メーカー、イケア(IKEA http://ikea.in/ikea-india)がなんとプネーに流通センターをオープンしていた。
Ikea opens distribution centre in Pune; to invest Rs 750 crore in Maharashtra - Economic Times
イケアは10億ルピーを投資し、広さ23万平方フィート(およそ2万1,400平米)の流通センターを開業、また今後マハーラーシュトラ州内での倉庫拠点拡大に向け、さらに75億ルピーを投資すると発表している。
イケア・インディアは年内にも、テーランガーナー州ハイダラーバードに待望のインド1号店を開業、続いて2019年にはムンバイーに2号店を開業する予定で、カルナータカ州ベンガルールやデリー郊外のグルガオンにも店舗用地を購入済みであるとしている。
2025年までにインド国内に1,050億ルピーを投資し、25店舗を展開することを目標としている。
今回のプネー施設は店舗ではなく流通を主目的としたもので、少なくとも200名以上を雇用し、うち半数は女性を採用する。
なおインドでも生産活動を行っているイケアでは、国内商品のための非保税倉庫と、輸入品を保管する税関倉庫を運営すると述べている。
遅れているハイダラーバード1号店の開業だが、インドの小売政策に基づき、海外企業は商品の3割をインド国内のできるだけ小規模サプライヤーから調達することが義務付けられており、イケアは昨年、2020年までのインド現地調達額を、当初の3億1,800万ユーロから6億ユーロとほぼ倍増すると約束している。
わが家ではずっと、くつろぎ用のコーチなども含めて、家具は職人に寸法や色、材木などを注文し、昔ながらの方法で作ってもらっていたものだが、いかんせん素人判断のために実際に使っていくうちに勝手が悪くなり、新たに買い直すということも少なくなかった。
家具屋もあることはあるが、値段が高すぎたり、狭いわが家には大きすぎたりして、ちょうどいいものがなく、「イケアさえあればねぇ」というため息で終わっていたものだった。
そんな日々に、いよいよ終止符を打つ日が来るのか。
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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