マハーラーシュトラ州で全インドに先がけ、一般商店でのタバコ販売禁止へ
Posted on 29 Jan 2018 22:00 in インドの政治 by Yoko Deshmukh
やりすぎると人を遠ざけるもの、それはタバコの煙と自慢話。
※タバコ畑の画像がなかったので、福岡の実家近くの水田の風景を。
SNSやブログなどは、自分だけが読むような日記ではないから、基本的に自慢話に満ち溢れていても仕方がないのだが、あらゆる投稿が自画自賛の嵐だと本人も読む方も疲れるだろう。
同じ自画自賛でも、ある現象に対して深く掘り下げて調査し、資料名を明記した客観的かつ詳細な分析に基づく理論的な内容で自らの正当性を主張するようなものなら、世の中に価値を提供できるし、そうした記事を書ける人に対して憧れの気持ちも抱いている。
一方で、どちらかと言うと抽象的な、自分を取り巻く一部の支持者らが自らを褒め称えていている様を延々と垂れ流し、さらに意に沿わない人を過激な言葉でこきおろすような人もいる。
前者も後者も、いやむしろわたしを含めた、SNSやブログで発信しているあらゆる人にとって、ウェブ上の行動は大なり小なり、直接的または間接的に、自らのマーケティングを目的としたものなのだ。
それを了解した上でも、あまりにもお山の大将的な自画自賛が延々と続く人については、どんなにすごい人であろうとも、次第に「またかよ」ぐらいの感想しか持てなくなり、その人の投稿および周囲の称賛はだんだんとノイズのようになってきて、真剣に読まなくなる。
ただ、ちょっと(一部の)インド人っぽいのかな、と思えなくもないので、憎むほどのことはない。
そんなインドでは、喫煙者に対して日本をはるかに凌ぐ厳しい風が吹き付けている。
昨年9月に保健家族福祉省(Union Ministry of Health and Family)では、子供たちへの悪影響を避けるため、日用品を販売する商店でタバコを販売することを禁止する方針について提案していた。
これを受けてマハーラーシュトラ州では全インドに先がけ、食品医薬品局(Food and Drug Administration:FDA)がタバコの一般商店での販売を禁止することを発表した。
「The Times of India」電子版が報じた。
Maharashtra bans sale of tobacco, food items under one roof - The Times of India
同州によれば、昨年12月までの7年間(2010年から2017年)で、州内のタバコ消費量は徐々に減少しているものの、15~17歳の若年層による喫煙が同期間で2.9%から5.5%と2倍近くに増加していることを懸念していた。
インドのタバコは1本から買えることから収入に関係なく嗜むことができる上、ビディー(Bidi)と呼ばれる安価だがフィルターなしの強烈な煙を発する葉巻が流通しており、しばしば喫煙者は傍に寄れないぐらい煙臭くて辟易する。
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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