マンジー・ザ・マウンテンマン第2号がオディシャ州で誕生
Posted on 15 Jan 2018 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh
偉業はすばらしいのですが、インドにとって、あまり喜べないニュースではあります。
最寄りの病院まで55キロの悪路が阻み、救急患者だった妻を失ったことがきっかけで、22年かけてたったひとり、山を切り開いて、この道のりをわずか15キロにまで短縮してしまった、ビハール州に実在する人物、ダシュラト・マーンジー(Dashrath Manjhi)さんを描いた2015年の映画、「マンジー・ザ・マウンテンマン(Manjhi - The Mountain Man)」を地で行くストーリーがまた出来上がってしまった。
「Manjhi - The Mountain Man」トレイラー
オディシャ州で、子供たちの通学を少しでも楽にし、学業をあきらめさせずに済むようにと、学校と居住地との間に立ちはだかった丘を、自力で切り開いてしまった人がいる。
「Hindustan Times」電子版が伝えた。
Another Dasrath Manjhi: Odisha man carves mountains to send kids to school
オディシャ州カンダーマル(Kandhamal)県に住み、野菜売りで生計を立てる45歳のジャランダール・ナヤク(Jalandhar Nayak)さんは、自分の子供たちをはじめとする居住地の児童たちが、立ちはだかる丘に阻まれて学校への通学が困難になっている状況を打開するため、ひとりで1日8時間、2年間かけて丘を切り開き、道路を作ってしまった。
マンジーさんもナヤクさんも、政府の対応を待っておられず、自ら行動した。
映画にまでなり、また再び伝説が生み出されてしまったことを伝える報に接した政府は、恥を感じないのだろうか。
余談だが、「Manjhi - The Mountain Man」は、好きな俳優ナワーズッディーン・シッディーキーさんが主演していることを今知り、観てみたくなった。
参考リンク:
【Manjhi - The Mountain Man】 - ポポッポーのお気楽インド映画
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
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