世界旅行、インドの旅行者用プリペイドSIM、そして鉄道駅での公衆無線LAN

 

Posted on 09 Jan 2018 22:00 in トラベル・インド by Yoko Deshmukh

最新事情は旅行者のほうが敏感です。



インドやバングラデシュで、これから日本語教師として働き、ゆくゆくは日本と世界との間の架け橋として活躍するという大志を抱く女性Yさんが、真冬の大風吹きすさぶ中、兵庫県から新幹線で博多まで訪ねてくださった。
たった半日ほどしか行動を共にできなかったが、彼女と話していると、一歩を踏み出しさえすれば、人生には可能性が無限に広がっているのだな、ということを再確認できる。

そんな彼女は3年ほど前、世界周遊チケットを活用して1年間の世界旅行に出かけたのだという。

参考リンク:
THE IN-DEPTH GUIDE TO BUYING AN RTW TICKET

このチケット、存在こそ知ってはいたものの、実際に旅行した人が身近にいなかったこともあり、眉唾ぐらいに考えていたのだが、うまく計画を立てれば、かなり破格に世界中を巡ることができる。
彼女はニュージーランドやオーストラリア、タイ、トルコ、ヨーロッパ、そしてキューバも含めた南米など、気持ちの赴くままに目的地を設定し、1年間の長い旅行を楽しんだ。
まるで現代のどこでもドアではないか。
ぜひ手に入れたいし、その際には彼女にいろいろと相談に乗ってもらおう。

そんな彼女は昨年11月に初めてのインド訪問を果たしたのだが、さっそくインド通になった行動派だ。
ムンバイー国際空港では、Vodafoneの旅行者用SIMカードを買えるようになっていることも詳しく教えてくれた。
帰宅してから調べてみたところ、いずれもAirtelの例で情報を発信している方々がいた。

【2017最新版】インドの空港で買えるプリペイドSIM airtel、アクティベーション方法とアプリを徹底解説

海外でSIM入手(インド・ムンバイ、Airtel)

最新事情は旅行者のほうが敏感だし、また物事の先入観にとらわれることなく、最善の道を選んでいくさまは、さすがだし、わたしも見習わなければならないと感じた。

ならば、以下の朗報の到来は遅すぎたか。
いやいや、モバイルネットには、さりげなくデータ通信制限があることを考えたら、やはり多くの人にとって役立つだろう。
むしろ動画を観るために村人たちが駅に集まってくるようになかも。

エコノミック・タイムズ(Economic Times)電子版が、インド鉄道が国内8,500あまりの駅すべてで公衆無線LAN接続の提供を開始すると発表したことを報じた。

Indian Railways to equip all 8,500 stations with Wi-Fi - Economic Times

インド政府の「デジタル・インディア(Digital India)」計画の一環として、現在216の主要駅、およそ700万を対象に、試験的に公衆無線LANサービスを提供している。
 
さらに、特に農村部の駅では、無線LANに接続したキオスクを設置、デジタルバンキングやアーダール情報の発行、出征証明書や死亡証明書などの発行、税金の申告、請求書の支払いなどが駅で行えるようになる。

政府による計画では、2018年3月までに600駅、2019年3月までに8,500駅すべてで公衆無線LANサービスを利用できるようにするとしている。





      



About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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