プネー警察、子供の物乞いを救済するつぶやきを奨励
Posted on 23 Dec 2017 22:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh
快適さや、豊かさには、必ず影もつきまとうのだということを、インドはいつでも教えてくれます。
フェニックス・マーケットシティ(Phoenix Marketcity)などの大型ショッピングモールの周辺や、主要道路の交差点では、必ずと言ってよいほど子供の物乞いがいる。
その存在をなきものとして徹底的に無視する人もいるが、やはり十数年も住んでいると、わたしも無関係ではないし、責任の一端があるという意識がある。
かと言ってお金を渡しても元締めが潤うだけで子供には一切役立たないばかりか、そうした生き方を肯定することにもなるので、飴やお菓子をバッグに常備しておき、できる時にそっと渡すことにしている。
インドを訪れたことがある人であれば、誰しもが葛藤を抱えたであろう、子供(や大人)の物乞いたちへの救済策として、プネー警察が苦肉の策を心ある市民に呼び掛けていることを、「The Better India」が伝えていた。
Pune Citizens Can Now Help Cops Rehabilitate Child Beggars; Here’s What You Can Do
それは、子供の物乞いを見かけたときに顔写真を撮影し、撮影した場所と日付、時刻とハッシュタグ「#WeAreTogether」をつけて、プネー警察のTwitter(ツイッター)アカウント宛てに投稿するというもの。
これにより警察が、子供の位置情報を割り出し、追跡しやすくなるという。
プネー警察は、昨年だけで路上で物乞いをしていた子供たち34人、今年は21人を保護、非営利団体が食事や教育、生活環境を整える世話をしている。
子供も、貧困も、社会も、富も、あらゆるものが必ず自分にもつながっているはずだ。
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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