インド、2030年までに全ての乗用車を電気自動車へ

 

Posted on 24 Dec 2017 21:00 in インドビジネス by Yoko Deshmukh

テクノロジーの発展と豊かな暮らし、そして持続可能性は、共存できるのでしょうか。



都市部の深刻な大気汚染は言うまでもないインドでは、オートリクシャーをはじめとするタクシーなどの小型車から、電気自動車の実用化と普及が進みつつある。
インド政府は2030年までに、国内を走る自動車を「オール電化」することを目標にしている。

雨期以外は国土の大部分に比較的安定した日差しのある気候を利用して、太陽光を効率的にエネルギーに換えられるパネルが開発されれば、プネーのような気候の町では不安定な電力供給に頼らずとも走ることのできる、本当の意味での「自走式」自動車が実現できるように思う。

本日付の「Indian Express」ではノルウェーの事例をもとに、自動車のオール電化に向けたインドの指針を示していた。

Environment-friendly mobility: Norway’s high-voltage EV push offers a template for India

パリ気候変動協定の中でも国際社会に重大な寄与を約束しているインドでは、2030年までに全乗用車の電化(EV)を約束している。
しかしこれは、不可能なことではないかもしれない、というのがノルウェーの事例を挙げた根拠のようだ。

人口520万人のノルウェーでは、政府による積極的な補助金支給の甲斐あって、電気自動車保有台数が10万台を超える世界最大の電気自動車大国となっている。

課題である充電ステーションについては、充電効率の良い設置間隔とするほか、充電中の顧客ニーズまでを包括的に考える必要があり、加えて「ノルウェーではすべての電力が水力発電によって供給されている。化石燃料を使わない持続可能な発電インフラを整備する必要がある」とノルウェーのヴィダー・ヘルゲセン(Vidar Helgesen)気候環境大臣が話すように、段階的に持続可能な発電方式に移行していくことも、インド政府は検討しているという。

なお最近、石油・天然ガス公社(Oil and Natural Gas Corporation)と配車サービスのオラ(Ola)によって、マハーラーシュトラ東部ナーグプルに国内初の電気自動車充電ステーションが建設された。
 





    



About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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