シンガポール・ベンクーレンのうまい露店2選:「Hotel G」に泊まる人必見

 

Posted on 09 Jul 2017 23:00 in トラベルASKSiddhi by Yoko Deshmukh

ブギス駅周辺にはこのほか、アルバート・センター(ランチ限定)というホーカーや、ブギス・ストリート裏にも若干の露店食堂があります。



2選といっても露店自体があまり多くない。
宿泊していたホテル真裏に、24時間営業のハラール食堂「Al-Jilani Restaurant」と、その隣にある24時間ではないが酒を出す中華の「Rukiang Restaurant(瑞祥)」がある。

いずれも半露店で暑さ対策は必要だが、わたしたちが滞在していた6月末から7月はじめのシンガポールは、夜になると比較的涼しい風が吹いていて、朝はかなり過ごしやすく感じた。
またいずれのレストランも、ハイパワーな扇風機を何台も置いているので暑さはそれほど感じなかった。

なんといってもホテル真裏という絶好のロケーションにあったので、夜遅くまで出歩いても食いはぐれる心配がなく、とても助かった。

中華「Rukiang Restaurant」では小籠包4.5S$とチャイブ入り蒸し餃子(鶏肉)10個入り6S$。
提供までに誰よりも時間がかかっていたから、もしかして注文を受けてから包んで蒸してくれているのかな。
熱々のところをレンゲに取り、刻んだ生姜の浮いた酢醤油とともにいただく。
これが肉汁たっぷりでうまいのなんの。
インドのキングフィッシャーやシンガポールのタイガーよりも味が薄い印象の、青島ビール大瓶9S$とも合う。

シッダールタは鶏肉とカシューナッツの炒めとご飯のセット9S$ぐらい、今回一緒に旅行した菜食主義のカイラッシュさんは「スパイシー・ベジタブル冷麺」を「肉抜き」と指定して9S$を注文していたが、いずれもボリューム満点で大満足だったようで、2人とも完食していた。

24時間のハラール食堂「Al-Jilani」では今回、わたしは最終日の朝食のみいただいた。
コーヒーがビールジョッキのような大きなグラスに入って1.5S$、ササ・パラータ(Sasa Paratha)というコンデンスミルクのかかった甘いパラータが2S$ほど。
これもサクサク、もっちりでうまい。

シンガポールでの朝食といえばいつも、「Toast Box」や「Ya Kun Kaya Toast」、「Kopitiam」といった定番カフェでカヤ・トーストのセットを食すのがお決まりだったが、イスラームな朝食も大のお気に入りになった。
シッダールタたちはバナナ・パラータを注文。
中華系のおじさんが食べ終わって、大きく手を振りながら「Thank you」と去って行く。
別の中華系のおじさんも顔なじみのよう。
24時間営業の疲れを感じさせず、全員イスラーム系とおぼしきスタッフはみなテキパキ、朝から地元の人たちで大賑わいのカフェだ。
時々、「アイシュワリヤ・ラーイ」とか「ボリウッド」とかの単語が会話に混じっていたのは気になった。

なおバナナ・パラータといえば、5月にバンコクに滞在した際、ホテル近くで作っていた絶品を連想した。
弾力のある小麦粉の生地をインドのルーマリ・ローティ(ハンカチのように薄いローティ)のように手早く薄く伸ばし、香ばしく焼き上げて中にバナナを包み込み、仕上げにコンデンスミルクをかける。
その間およそ3分の鮮やかな手さばき。
友達とおしゃべりしながらも、一連の流れはとても手際よく、思わず動画に撮ったものだ。
 


 


Hotel G裏の中華「瑞祥美食」。
サービスはちょっと遅いし給仕の男性はくわえタバコで注文取りに来たりするけど、
美味なのでぜひ。
 


青島ビールを迷わず注文。
思いのほか味が薄い。
 


その隣の24時間営業ハラール料理店。
 


甘いパラータにもカレースープがついてくる。
これがまたうまい。






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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