※ベンクーレンのラーマ・クリシュナ寺院。滞在中は毎朝お参りに行った。
カイラッシュさんはヒンドゥー僧侶からお祈りしてもらっていた。
今回のシンガポール旅は、現地で開催されていたテクノロジー系イベント「Echelon 2017」に参加するため、シッダールタは会社の同僚でパートナーでもあるカイラッシュさんも伴っていた。
カイラッシュさんはヒンドゥ教徒の菜食主義者だが、昨年、初めての来日(東京)も経験、インド国外に出たら、食事に多少の卵が混入したり、スープの出汁に動物性のものが使われているのは、ある程度仕方がないと受け入れ、割とフレキシブルだったため、純菜食を求めて奔走せずに済んだので、わたしは助かった。
シンガポールは多民族国家だけあり、イスラーム教徒に配慮したハラールフードや、インド系菜食主義者のためのインド料理店などが至るところにあった。
このため、彼にとって食事の選択肢に困ることはないと思っていたのだが、けっこう食に関して好奇心が旺盛なカイラッシュさん、「せっかくシンガポールに来ているのに、菜食だからという理由でインド料理店ばかり行くのはもったいない」と考えていたようだ。
わたしはシンガポール料理といえばチキンライスかチリクラブ、肉骨茶(パクテー)、ラクサぐらいしか思い浮かばない。
うちチキンライス以外は、個人的に好きな料理ではないため、だいたいホーカーやフードコートに行って人がたくさん並んでいるところを狙って自分も並び、なんちゃって中華風のものを注文して食べる。
このためカイラッシュさんと一緒に食事をする際も、ホーカーやフードコートに連れて行って、自分で食べてみたいものを探して、カウンターで菜食に対応してくれるかどうかを訊いてみてもらった。
この点ホーカーは便利だなと思うし、英語が通じる国というのも大変助かる。
ところでシンガポールではインド料理は一度も食べたことがないが、アラブ・ストリート近くにあるムルタバで有名な「Zam Zam Restaurant」はよく行く。
特に、トマト煮込みしたサーディンを巻いたムルタバが大好きで、いつもこればかり注文する。
今回、カイラッシュさんにもきっと気に入るものがあるだろうということで、シンガポールに到着した6月27日の晩に勇んで「Zam Zam」に赴いたところ、ラマダーン明けを祝う「イード」、シンガポールでは「Hari Raya Puasa」直後だったためか、午後7時ぐらいなのにもう店じまいをしていてありつけなかった。
この点はとても心残りだった。

シンガポールの朝食の定番といえば、カヤ・トースト。
セットにしなければ卵はついてこないので、カイラッシュさんも賞味。

Echelon会場の「Singapore Expo」内にあった割とリーズナブルな香港料理店。
「チリクラブまん」が2個入り5S$ぐらいだったので迷わず注文。
うまい。

同じ香港料理店で「菜食(素食)」というカテゴリーに入っていた、
野菜コロッケつきカレーライス。
菜食のはずなのに目玉焼き載ってるし。
しかしおいしかったらしく、卵を含めて完食していたカイラッシュさん。