シンガポールの定宿候補として急浮上、コンパクト快適清潔リーズナブルでおすすめ「Hotel G」

 

Posted on 05 Jul 2017 23:00 in トラベルASKSiddhi by Yoko Deshmukh

ブギスのほぼ一等地に建つ便利な立地ながら、比較的リーズナブルかつ周辺に安い飲食店が豊富。ここは間違いなくまた泊まりに来ます。



※ベッドの上には巨大なドリームキャッチャーが。
おかげでいい夢見れたよ。
 

シンガポールはホテル代が高い。

泊まるところはいつもブギス(Bugis)周辺で探している。
ブギスはMRTのアクセス(East West LineとDowntown Line)がよく、シンガポールらしからぬ東南アジアど真ん中な雰囲気の露店ショッピングや屋台風の食事を楽しめるし、何かと便利なエリアなので気に入っている。

これまでは、アラブ・ストリート(Arab Street)のスルタン・モスク(Masjid Sultan)の威容が眼前に臨めるヴィレッジ・ホテル(Village Hotel)というところに泊まっていた。
場所柄イスラーム教徒が主に滞在していて、エレベーターでは白いローブに全身を包まれ、立派な髭を生やしたジェントルマンたちと同乗することも多い異国情緒あふれる雰囲気が好きだった。

ところがここが今回、予約時点で1泊2万円に値上がりしていたので、3泊すると予算オーバーになるので却下。
そこで前に一度泊まったことがある、ヴィレッジ・ホテルからブギス駅を挟んで反対側のエリアにあたるベンクーレン(Bencoolen)のイビス(IBIS)もチェックしたがここも2万円台。

彗星のごとく現れたのが、たまたまシッダールタが「Hotels.com」で見つけた「Hotel G」。
ここもベンクーレン、イビスの斜め前に所在しているが、かなり新しい物件のようだ。
1泊1万4,000円ぐらいだったので仮予約、その後も引き続きいろいろ調べた結果、オールアバウト・ジャパンでも「ビッグ・ホテル」として紹介されていて、よさそうだったので決断した。

シンガポールでオススメの中堅ホテル"BIG HOTEL" - All About Japan

ウォータールー・ロード(Waterloo Road)の観音堂やラーマ・クリシュナ寺院の真裏に位置しているので毎朝お参りできる。
もちろんブギス駅からのアクセスも5分以内と至便。

外観はシックなチャコールグレー。
エントランスは白いタイル張りの床と木の階段との組み合わせがどことなく学校の教室を思わせるようで、それでいて活気と温もりが共存した歓迎されている雰囲気。
レセプションは効率的かつ的確な説明をしてくれて好印象。

部屋はバスルームも含めて8畳ほどと、さすがに狭いが清潔感はあり、慣れてきた後半は小さくまとまっていることがかえって使いやすく感じるようになった。
ベッドが少し高い位置にあったので、寝ぼけてると転落しかねない不安はあった。
冷房は効きすぎるが、止めると空気が悪くなる。狭小なホテル部屋あるあるだ。

一番うれしかったのは1階のバー。フレンチワインがグラス6S$からと、シンガポールにしては安く楽しめる。ただしビールは高くてタイガーのドラフトが12S$もする。
さっそくカウンター席に陣取り、仕事しながら優雅にシャンペン。これもグラス6S$。辛口を頼んだので飲みやすく、ぐいぐいいけてしまう。
ただ食べ物は高いのでツマミ1品でダラダラ滞在。時々カウンターのお兄さんと楽しい会話。

すっかり調子に乗って、たまたま鮮やかな黄色がおいしそうで目についたイタリアのリキュール、リモンチェッロの飲み方をお兄さんに訊ね、そのまま1杯注文。
よく冷えたリモンチェッロが小さなショットグラスで差し出される。うまい。
生まれて初めて飲んだリモンチェッロは、アルコール度数が高い割にはレモンのフルーティで爽やかな芳香が酒臭さを完全にかきけしていて、なるほど食後酒にぴったりだ。

インドに持ち帰りたくなりシンガポールではどこに売ってるかと聞いたら「ググれ(You better Google it.)」と言われてしまう。ググっても出てこないから訊いたのに。

もうひとつうれしかったのは、ホテル周辺に割と安い飲食店が集中していたこと。
ホテル裏にはうまい露店の中華と24時間のハラール料理店が、道路挟んで反対側には安いレストランが集まる「Fortune Center」がある。
朝食も、カヤ・トーストをコーヒーと半熟卵セット4.9S$ぐらいで提供する定番オールスター、「Toast Box」、「Ya Kun Kaya Toast」、「Kopitiam」が周辺に揃っている。
18S$もするホテルの朝食ブッフェを食べるなんて馬鹿げている。

ホテル周辺を散策すると、シンガポール国立博物館側にまもなく新しい駅「ベンクーレン(Bencoolen)」が開業しそうだ。そう言えばこの周辺は何年も前から、道路を完全封鎖して工事していたな。

なお「ホテルG」からはリトル・インディア(Little India)が徒歩圏内というところも特筆に値する。
 


 


Fortune Center側から見たホテルG。
Twenty Five Degreesは1階にあるグルメハンバーガーのお店。
 


客室廊下も壁面がコルクボードのようになっていてスタイリッシュ。
 


ホテル1階のレストラン&バー。
宿泊客だけでなく外部の客にも有名のようで、
夜は予約席がいっぱい、ほぼ毎晩満席状態だった。
 


でも、お昼とか早い時間に行けばこの通りガラガラ。
ある日は赤ワインに合わせてコブサラダ(Cobb Salad)11S$を注文した。
ブルーチーズたっぷりで美味だった。



カウンター席から。
半屋外の開放感がまたよい。
 


朝食は道路渡った反対側の「Fortune Center」内にある「Ya Kun Kaya Toast」へ。






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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