インドが誇り、世界最難関とされることもあるインド工科大学カンプール校(Indian Institute of Technology Kanpur:IIT-Kanpur)で優秀な成績を修める4名の学生が、世界的な超有名企業各社からの1000万ルピー規模の内定を却下し、給与は安いがより研究に没頭できるキャリアを選択したことが、周囲を驚かせている。
プレス・トラスト・オブ・インディアが報じた。
今月3日に多国籍企業が4名の採用を決めた時、提示された給与水準は年収15万ドル、福利厚生や賞与などを含めるとルピーにして1000万ルピーを超えるものだった。
しかし大学関係者が明かしたところによると、仕事内容が自らの気質と合致していないと判断した4名はこの内定を却下し、年収500万ルピー程度の、より小さな会社からの内定を受けることに決めたという。
最も伝統あるIITのひとつであるIITカンプール校では12月1日より12月24日までの期間、就職活動を解禁しており、世界に名だたる大企業が優秀な学生を求めて押し寄せている。
ある学生はすでに年収1500万ルピーの内定を受けている。