※バネル・ロードからアウンドに入る交差点付近で
 

かなり久しぶりに、元同僚たちに会いに行ってきた。

あっという間に5年前までのあの日々に時間が巻き戻って、まるで久しぶりに会った感じがせず、限られた彼女たちのランチタイムを最大限に使わせてもらってマシンガントークに勤しんだ、幸せ感あふれるひとときだった。
やはり仕事をともにしたことがある仲間というのは、お互いによい面だけでなく、悪い面も理解した上で付き合っているので、自分を出しやすく、話しやすいなと感じる。

彼らには在勤中、とても多くのことを教えてもらったし、わたしはいまだに、彼女たちを超える実力を持つ翻訳者にインドで出会えていないので、心から尊敬の気持ちを抱いてもいる。
うち、わたしが入社した2004年8月の1カ月前に翻訳者として入社し、現在もずっと同じ会社で勤めているSちゃんは、念願だったソフトウェア試験者にキャリア転向していた。

このSちゃんが驚くべき高い日本語スキルと翻訳スキルを持った人なので、本音を言えばもったいなさも感じたが、日本語は業務であまり使わなくなっているのに、わたしの早口で時々博多弁なども混じってしまうスラング満載日本語での会話でも、まったく問題なく完全に理解しているから、やはり只者じゃないと改めて圧倒された。
Sちゃん、また翻訳者に戻らないかな。

わたしは友達が多い方ではないけど、連絡を不定期でも取り続けたいと思える人たちは、誰もが大切な友達と言いたい。
友達って、面倒なこともあるけど、やはりいいな。

そんな今日、インド亜大陸の南端部に位置するケーララ州コインバトールから、4人の女性がロンドンを目指して陸路、車で延々と旅するチャリティーツアーを実施し、さっそく「The Better India」の関心を集めていた。

From Coimbatore to London: 4 Women Are Driving 24,000 Km in 70 Days for an Important Reason

「XPD 2470」と呼ばれるこのドライブ旅、タタ・ヘキサ（Tata Hexa）を相棒に、4人の女性たちが今月26日にコインバトールを既に出発。
インドからミャンマー、中国、キルギスタン、ウズベキスタン、カザフスタン、ロシア、ベラルーシ、ポーランド、スロバキア、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、マケドニア、セルビア、クロアチア、オーストリア、チェコ共和国、スイス、フランス、ベルギー、オランダを経て、イギリスに至る70日間2万4,000km、1日平均500キロの距離をカバーする挑戦を受けて立った。

友達、大事だけど、こういう旅を共にするのは、スポーツマンシップにあふれた人じゃないとね、てなことを、ふと考えた、真夏の夜のプネーであった。