ナガル・ロード（Nagar Road）から。
カルヤニ・ナガルの外れに現在も建設中のトランプ・タワーズが屹立しているのが見える。

今回から週に1～2本くらいのペースで、ASKSiddhiアーカイブ記事のご紹介をしたい。
第1回目は、ちょうどタイムリーなので2014年8月のこちらの記事を選んだ。

ドナルド・トランプ氏の「トランプ・タワーズ」がカルヤニ・ナガルに（2014年08月12日）

この記事を抄訳するにあたって、ドナルド・トランプさんという大富豪の存在を初めて知ったものだ。
当時わたしの中では、ヴァージン・アトランティック航空のリチャード・ブランソンCEOみたいな、陽気でスマートなプレイボーイのような人物と勝手にイメージしていた。

まさか、未来のアメリカ合衆国大統領となる人物だったなんて、その時のわたしは想像だにできなかった。

さて、あれから2年半、「トランプ・タワーズ」（プネ現地不動産会社「Panchshil Realty」と提携）は依然として建設中のようだ。
カルヤニ・ナガルの外れ、私立学校「Bishop School」や、庶民的なレストラン「Polka Dots」などが立ち並ぶ、ごみごみした一角にそびえ立つ高層建築は、似つかわしくなくて、控えめに見ても異様だ。
どこに窓があるやら分からない、のっぺりとした全面黒ばりの長方形の建物。
この前を通るたび、ハッジの時期にはインドからもたくさんの巡礼者を集める、メッカのカーバ神殿を、なんとなく想像してしまうのは、わたしだけだろうか。
 

トランプ・タワーズの場所