今回のポルトガルでは、7泊すべてをリスボンに滞在する予定だったので、予算に限りはあるものの、ある程度は居心地のよいところを選びたく、ネットサーフィンしていて「Booking.com」で見つけたのが、このお宿。
Alegria Center Apartments
リスボン観光の中心地、ロシオ広場からケーブルカーのあるグロリア通りの坂を上がり、リベルダーデ通りと平行に走る石畳の路地を緩やかに坂を登っていき、右手にアレグリア広場が見えたところで突き当りを左に曲がり、角に「メルカード(ミニスーパー)」のある路地を右に入ってすぐのアパートだ。
とはいえ実はポルトガル渡航前は、仕事がかなり忙しかったことと、直前にディワリも挟んでいたので、利用者のレビューにざっと目を通したのみで、写真をきちんとチェックしていなかった。
しかしそれが、かえって物件到着時のうれしいサプライズとなった。
アパート玄関前。
寂しい通りのように見えるが、
結構遅くまでバイロアルト地区へ抜ける車が往来している。
ただいま。と今でも言いたくなる玄関のたたずまい。
なんと、この安さで部屋は二間続きの贅沢さ、そして冷蔵庫はもちろんのこと、電子レンジ、電気ポット、コーヒーカップ、フォークやナイフからワイングラスまで、ひと通りの食器類が揃えてあった。
しかもアパートの隣は、とても感じのよいバングラデシュ移民の男性が店番をするミニスーパー(Supermercado)があるので、水や果物、ジュース、インスタントコーヒー、お菓子、瓶入りヴィーニョヴェルデなどを調達して、部屋でちょっとしたパーティができそうだ。
割と広くて明るい室内。奥は清潔なバスルーム。
二間続きの贅沢さ。
こんな宿、いままでの人生で泊まったことないよ。
タンスの中にこまごまとしたものをしまっておけるし便利。
このテーブルでは時に仕事をしたり、
パステル・デ・ナタやマクドナルドのテイクアウトを食べたり、
冷蔵庫で冷やしておいたヴィーニョヴェルデを楽しんだ。
ソファだって置いてある。
窓を開けたらひんやりとした空気が。
バスルームも比較的広く、使いやすかった。
室内は品のよい調度品で整えられ、むしろ女子2人旅などでも楽しく滞在できそう。
物件到着時、鍵を持ってきてくれた若いスタッフの女性も、簡単ながら地元ならではアドバイスやおすすめを教えてくれたり、数日経って「部屋が少し汚れてきたので、掃除道具を貸してくれませんか」とSMSしたら、すぐに「差し支えなければ掃除しておきますよ」と返信してくれ、帰ってきたらピカピカにしておいてくれていた。
次回リスボンを訪れるときには、またここを利用したい。
窓からの眺めもなんとなくオサレなアートっぽくてテンション上がる。
このウェルカム・クッキーがまたココナッツ風味でウマくて、
インドから延々と長旅で疲れた身体に染みわたった。
部屋への入口。
ノブがの形状がカワイイ。
ところが鍵が開けにくく最初はコツをつかむまで苦労した。
部屋を出た左手の中2階にも窓が。
あまり宿泊客がいないときだったら、こういうところに座ってワインとか飲んでもいいよね。
ファーストフロア(日本式に言う2階)の部屋だったので、
外出時は、このような急峻な階段を降りて玄関へ至る。
足元に注意。
宿のすぐ隣はメルカード。
喉が渇いたり小腹が空いたらすぐに何か調達できるのがよい。
ただしオートロックなので鍵をぜったいに忘れないで!
さもなければ、フロントがないので連絡してからスタッフが来てくれるまで、
寒い中を待つ羽目になるだろう。
フルーツたっぷりでうれしい。