リスボン市内にありながら地方色ある不思議なエリア、ベレン

 

Posted on 10 Nov 2016 23:30 in トラベルASKSiddhi by Yoko Deshmukh

「パスティス・デ・ベレン」は常に行列ができている超人気店ですが、店内で味わう分にはほとんど待たずに食べられるし、あのパリパリ感は持ち帰りすると台無しになりそうです。リスボンまで食べに来てください。



10日は念願のベレンへ出かけた。

ロシオ駅から地下鉄ヴェルデ線でカイシュ・ド・ソドレ駅まで行き、ポルトガル国鉄コンボイオシュのカシュカイシュ方面行きに乗り換え3つ目の駅がベレンだ。
 


念願のパステル・デ・ナタ発祥の店「パスティス・デ・ベレン」、世界遺産のジェロニモス修道院、そして16ユーロの共通入場券を使って国立考古学博物館とペレンの塔を見学し、発見のモニュメントを見てから駅に戻るというルートで、たっぷり半日を費やした。
 


念願のパステル・デ・ベレン。


疑いなくリスボン市内にあるのだが、修道院を中心とした独特な街の雰囲気は、さながら東京で言えば(都内ではないけど)小田原とか鎌倉とかに来たような感覚だろうか。
福岡だと太宰府とか。
観光の中心地を外れると、あまり高くなく気軽に軽食の取れるカフェもあったりする。
 


ジェロニモス修道院。


すっかり歩き疲れていたにも関わらず、帰りはカイシュ・ド・ソドレ駅で降りて、きれいな夕景を眺めながら散歩した。
大勢の観光客や地元の人たち行き交い、ある人は冷え込んで来た大気の中、ビールの入ったプラスチックカップを片手に歩きながら談笑している。

夕飯はロシオ広場周辺で取ったのだが、「Web Summit」も終わるので店の人が必死で客引きしてくる。
旅も終盤になってレストランでちょっとした残念体験があったが、そこの食事はおいしかったので良しとする。
 


コンボイオシュの車窓から。


1点、今回のリスボン滞在で迂闊だったのは、宿まわりに安いカフェがなく、朝は腹を思い切り空かせて寒い中をロシオ広場やアヴェニーダ周辺まで降りてきて、おいしいものや食べたいものがありそうなカフェを彷徨わねばならなかったこと。

なお、宿(基本サービスのついていないレジデンシャル)についてや、その周辺の環境についても、ゆっくり記事にしたい。
基本的には、ロケーションはベストだった。
 


カイシュ・ド・ソドレ駅前にいた巨大な「ガロ」






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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