本日はディワリ(Diwali)で最も重要な日、ラクシュミー・プージャだった。
夕方、家族で一張羅のサリーやクルタに着飾って集まり、ささやかなプージャ(祈祷)をして、これからの1年も幸運の女神ラクシュミーのご加護があるように、みんなで祈った。
こちらを読んでくださったあなたにも、平和と繁栄が訪れますように。
今年のラクシュミー。
日本円の小銭も豊富にお供えした。
プージャを済ませたら自宅の屋上へあがり、先日亡くなったお祖母さんと、下の姪シッディちゃんによれば「マミ(伯母、わたしのこと)のお父さんへ」と、点火したら小さな気球のように静かに空へ飛んでいく紙製のランタンを2つ灯し、みんなで見送った。
見送りながらシッディちゃんが、「これで、マミのお父さんも、ディワリを楽しんでいるわね」と言ってくれたときには、ホロっと来た。
家族でセルフィー。
左端の撮影担当はシッディちゃん、3年後に来日予定です!
そのためにも仕事を張り切ってがんばるぞ、ラクシュミー様いつもありがとうございます。
インドには、「始まりの神様」ガネーシャを祀り通常8月から9月にかけて祝われるガネーシャ祭り、このディワリ、1月14日マカール・サンクランティ、そしてヒンドゥ教徒の新年にあたるグディ・パドワなど、年に何度もスタートを切れるタイミングがあるが、中でもディワリは最大規模で祝われている。
いま、午後11時を過ぎたところだが、アコラの街中で、爆竹や「Bomb」と呼ばれる騒音はなはだしい火薬弾があちらこちらで炸裂している。
それでも、今年は心なしか、「Bomb」遊びをしている人が少ないように感じる。
少しずつ、ディワリの騒音や粉塵被害について、ひとりひとりが意識するようになったのかな。
そう、インドも着実に変わっているということだ。
今年もディワリ、そしてラクシュミー・プージャを迎えられたことを、とても幸運に過ごしている。
みなさまの日々も、深い愛と感謝に満ちたものとなりますように。
気球のように、紙風船の底に燃料がついています。
袋の中に暖かい空気が充満したら、そろそろ旅立ちの時。
けっこう遠くまで飛んでいきました。