今年は本日、9月5日が「ガネーシャ・チャトゥルティ(Ganesha Chaturthi:गणेश चतुर्थी)」、つまり、象の頭をして幸せそうに丸々と肥った愛らしい姿で、みんなの人気を集めるガネーシャ神が、天上から地上へ降りてくる日にあたる。
この日から10日間、ガネーシャ様は地上のわたしたちのもとに滞在されて、朗らかな時間をともに過ごし、おいしいご馳走を一緒に食べていくと考えられている。
ヒンドゥ教徒たちに限らず、宗教や人種、国籍を超えた人々が、それぞれに趣向を凝らした手製の(またはバザールで調達した)ガネーシャ像を自宅に飾ったり、町内の人々が協力してガネーシャ像を作ったり、またガネーシャを祭る寺院を無数の電飾や花々でひときわ鮮やかに彩ったり、また炊き出しの食事を振る舞ったりする。
わが団地にも昨晩遅くに、住民の寄付を出し合って「お出ましいただいた」大きなガネーシャ像がお目見え、午前中にはプージャ(ガネーシャ様降臨を請うお祈り)が催された。
そして午後10時現在、戸外ではガネーシャ様を迎えたことを喜ぶドラムビートが、力強く響いている。
ガネーシャ様は門出を応援してくれる神様として知られている。
この時期に新しい活動を始めると、何事も最後まで滞りなく、円滑に進むと信じられている。
そこでわたしも今年から、よさそうな先生(以前お目にかかったことのある中華系カナダ人女性)をついに見つけたこともあり、高校生の時に離れて以来だったピアノ(電子ピアノ)を、もう一度習い始める予定だ。
とてもワクワクしている。
そんな「COOL!ガネーシャ祭り2016年」。
まずは、これまで集めたガネーシャ神像、「ザ・ガネーシャ」でお届けしていきたい。
チェケラ。
地味なガネーシャですが、色を付けたら...
ほら、この通り。
数年前に、アコラの姪っこで、今年ジャパン進出したラーダ(Radha)ちゃんが作った。
ちなみに手に持っているのは、ガネーシャの大好きなお菓子「モダク」。
このキュートなガネーシャさんは、アコラのナナンド(義妹)宅のもの。
福岡の母が贈った真珠のネックレスが、いまでも大切に使われている。
これはシッダールタさん実家のガネーシャ様。
アニメっぽいお顔がご愛敬。
これは別の年の、シッダールタさん自宅の美形ガネーシャ様。
毎年違うガネーシャ様が家にいらっしゃるが、なぜなら最終日には...
このように銀のお盆にお乗せして、川に還っていただくためだ。
近年は河川の汚染を防ぐため、泥や粘土で作ったガネーシャ様が増えている。
マーケットへ出掛けると、たくさんのガネーシャ様が並んでいて壮観だ。
こちらはシンガポールはベンクーレンの、
シュリー・クリシュナン寺院や観音堂付近の通りでお見かけしたガネーシャ様。
シンガポールのみんな、ありがとう(ガネーシャの声)!
こちらはタイ・バンコクの伊勢丹前に鎮座する、いかにもタイらしい黄金のガネーシャ様。
バンコクのみんな、愛してるぜ(ガネーシャの声)!
番外編。
わたくしめが心を込めて描いたガネーシャ様です。
1枚は実家の母が大切に飾ってくれています。
今年はどんなガネーシャ様と出会えるかな?