家庭で作るサブダナ・ワダに敵うものなし

 

Posted on 31 Aug 2016 23:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

プネではストリート・フードとして人気のサブダナ・ワダは、どこで食べてもだいたいおいしいですが、家庭で作る味には敵いません。そして、それをしれっと作ってしまえるシッダールタさん、ありがとう。



昨日は断食(ウプワス)の日ではなかったが、シッダールタさんが「サブダナ・ワダ(Sabudana Wada:साबूदाना बड़ा)」を作ってくれた。

サブダナ・ワダとは、タピオカ(サブダナ)を水に6時間以上浸けて柔らかくし、水気をよく切ったものに、つぶした茹でジャガイモ、粗挽きのローストピーナツ、塩とみじん切りのグリーンチリ、そしてほんのひとつまみの砂糖を混ぜ合わせ、小さめのコロッケ状に成型したものを、油で揚げたスナック。
日本の「揚げ餅」を彷彿とさせる食感で、特に昨日のは外はカリッ、中はふわっと絶妙にできあがり、しかも家庭で作ったものだから胃もたれがまったくなく、いつもよりもたくさん食べてしまった。

こんなカロリーの高そうなものが「断食用メニュー」なのだから、ベジタリアン(敬虔なヒンドゥ教徒が多く、断食の習慣を厳守している)に太っちょが大勢いるのも無理はない。

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サブダナ・ワダはマハーラーシュトラ州ならではの料理で、プネやムンバイではポピュラーなストリート・フードのひとつだ。
インドの他の地方にどのぐらい広まっているか分からないが、これを食べるためだけにプネに来てもいいぐらいの価値があると、わたしは力説しておきたい。
 


わわ、サブダナ・ワダがいっぱい。
 


特製ミント・チャツネと。
新鮮なミントの葉、ニンニク、ヨーグルト、グリーンチリをミキサーにかけたペーストに、
マスタード・シードとクミン・シードを弾けさせたホットオイルをかける。
 


こちらはヨーグルトにチャートマサラと砂糖少々を加えたディップ。
よだれが出そう。
 


裏表がきつね色になるまで揚げます。






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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