朝1番の吉報!プネの給水制限が11ヶ月ぶりに解除へ

 

Posted on 07 Aug 2016 23:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

とうとう明日からは、通常通りの毎日給水となるようです。なんて幸福なのかしら。



※今朝11時ごろのカルヤニナガル。
セントラルアベニューにある八百屋の軒先から。
 

とびきりの朗報で目が覚めた。

昨年のモンスーンが少雨だったことを引き金とした、ダム貯水量の減少により、1年近くに渡って施行されてきた給水制限が、ついに解除される見通しとなった。
プネ行政自治体(Pune Municipal Corporation)は今月8日から、11ヶ月ぶりに通常の給水を開始すると発表した。

Daily water supply to begin from Sunday - Sakaal Times

現在、プネの主な水源である4つのダムには、モンスーン入りして以来、連日の十分な降雨により、90パーセントを超える十分な貯水量が確保できているようだ。

思えば昨年9月、給水制限が始まった頃は、「髪の毛を毎日洗えなくて痒い」とか、「お茶を淹れるにも、トイレに行くのもままならない」とか、「シャワーを浴びたはいいが、すすぎの水が出なくなった」とか、不平不満しか湧かなかった。

しかしその後、室内に取り付ける貯水タンクの容量を2倍以上に増やし、また(かつては毎日が当たり前だった)洗髪も、2日に1回のペースにすっかり慣れてしまうと、日本への一時帰国中にもこの習慣を維持していられるようになった。
また、ある程度の生活の質を保てているのは、他ならぬシッダールタさんが、あれこれと手配に奔走してくれたおかげでもある。

明日からは毎日、当たり前のように水が出るようになったとしても、この1年間に渡る修行の成果は、節水習慣として、確実にわたしの行動に刻み込まることになった。
それに何と言っても、この水不足の成果として容量を大幅に増やした室内貯水タンクのおかげで、我が家では多少の給水制限なら乗り切れるだけのインフラが備わり、より安心して暮らせるようになった。
つまり、わが自宅である中古アパートの狭い一角は、停電には蓄電池、ネット回線切断には冗長回線(家庭内に3回線引いている)、そして給水制限には貯水という、多少のことではビクともしない空間になったのである。

以上はあくまで、2人住まいという小さな所帯の我が家での話であって、お金のあるなしに関わらず、臨時給水タンカーを呼ばないでやり過ごした人たちであれば、各家庭それぞれの大変な事情もあっただろう。
ひとつの大きな不便をともに乗り越えたプネの人たちみんなが、これからも節水を心がけて暮らしていくようであって欲しい。






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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