大嫌いだったマハーラーシュトラ料理店のイメージ刷新:「Durwankar(ドゥルワンカル)」

 

Posted on 01 Aug 2016 23:00 in ASKSiddhi独断うまい店 by Yoko Deshmukh

うれしい未知との遭遇となりました。



休暇を利用して福岡から訪ねてきてくれた友達の希望で、29日は15年ぶりにラージャ・ディンカル・ケルカル博物館(Raja Dinkar Kelkar Museum)へ、地元プネの友達も誘って訪れた。
この博物館探訪記は、また別の記事に詳しく記したい。

そのあと、ちょうどランチタイムということもあり、シッダールタさんの提案で、マハーラーシュトラ料理をターリーで出してくれる店、「ドゥルワンカル(Durwankar)」へ行くことにした。
ターリーとは、日本でいう定食のようなものだが、安価でありながら、おかずもチャパティもライスも、すべて満足するまで好きなだけお代わりできる「ボトムレス・フード」を楽しめる。

わたしが知っている、いわゆるマハーラーシュトラ料理のターリーを出す店といえば、アプテ・ロード(Apte Road)の「シュレヤス(Shreyas)」だ。
ここは「ザ・プネ料理」とも言うべき、全体的に甘ったるい味つけと、ココナッツオイルを用いる調理法が個人的に口に合わず、しかも給仕さんが常にわさわさと周囲に群がってくるので落ち着いて食べていられないため、苦手な店だ。
あまり進んで行こうとは思えない。

ちなみにわが家でふだん食べているのは、シッダールタさん故郷のマハーラーシュトラ州アコラの郷土料理(?)だが、同じ州内とはいえ、プネ料理とは味つけも使う食材もかなり異なっている。
このことについても、別の記事を割いて詳しく説明したい。

さて、「ドゥルワンカル」は有名店だが、わたしは今まで行ったことがなかったので、なんとなくあまり期待しないで利用したところ、ここは「シュレヤス」と全然違って、おかずはいずれも、ちゃんとスパイスが効いたわたし好みの品々、しかも給仕さんは基本的に呼ばないと来ないから、落ち着いて食べることができた。
店内も、シュレヤスのように四方を壁に囲まれた狭い空間といった圧迫感はなく、開放的かつ小ぎれい、しかも完食したら30ルピー返金してくれるというシステムもすばらしい。
一緒に行った4人全員が、もちろん残さず平らげた。

ここなら今後も、海外からインドへ遊びに来た友人を、ためらいなく連れて行けそうだ。
 


 


ターリーも調味料入れの小皿もきちんと拭いてあり、いたって清潔。






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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