中国、インドのウェディング市場を狙う

 

Posted on 18 Nov 2014 12:00 in インドビジネス by Yoko Deshmukh

「モンスーン・ウェディング」ならぬ「大陸ウェディング」がブームになるかもしれません。



最大の年中行事であるディワリ祭りも終わり、結婚式シーズンたけなわとなっているインドのウェディング市場に、中国が虎視眈々と参入を狙っている。
インド・アジアン・ニュース・サービスが伝えた。
 
豪華で何日間も続くインドの結婚式。
これをぜひ中国で開催してもらおうと、昆明や麗江などの都市では、ホテルなどの観光施設が、インドの旅行会社などと提携し、「ウェディング・プラン」と銘打ったパッケージを販売、熱心にPRしていると、在コルカタ中国総領事館の職員が説明している。
 
インドの富裕層は近年、タイやドバイ、モーリシャスなどの海外で結婚式を挙げることがブームになっており、ここに数多くの風光明媚な観光地を誇る中国が目をつけているというわけだ。
中国ウェディング・プランには、親族の渡航費用や滞在費、装飾費用がパッケージングされ、またインド料理を専門に提供するレストランを新たに整えるなどの努力をしている。
 
同総領事館ではこうした交流がインドと中国との一層の関係強化につながっていくきっかけになっていくと期待し、中国側にインド企業との提携を奨励している。
 
9月には中国の習近平国家主席がインドを訪れてナレンドラ・モディ首相と会談、競争相手としてではなく、協力相手としての提携強化を目指した。
今世紀はじめには30億ドル程度だった両国の貿易額は、現在700億ドル規模に成長している。






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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