待望の新作ラジニカーント主演作公開、タミル・ナードゥでは休日に
Posted on 22 Jul 2016 23:00 in エンターテインメント by Yoko Deshmukh
24時間ぶっ通しで上映する映画館があったり、ともかくラジニ様ファンは本日、眠れないお祭りムード一色です。
*The photo from a copyright-free space
21日、タミル映画界で「ゴッド(神)」とも崇められる大人気俳優で、日本でも「ムトゥ・踊るマハラジャ」などの作品が注目を集めたラジニカーントが主演する待望の最新作、「カバリ(Kabali)」が遂に公開された。
ムンバイで特にタミル・ナードゥ州出身者が多く住むとされるキングズ・サークル(King's Circle)の「オーロラ・シアター(Aurora Theatre)」では、なんと24時間ぶっ通しで同作のみを上映し続けるルームも設けるほどだという。
Rajinikanth's Kabali to be Shown Round-the-Clock in Mumbai Theatre - NDTV
創業以来74年の伝統を誇る、この映画館では、午前3時、6時、10時、15時、18時、そして21時と、延々と「カバリ」にもを上映するルームを特設したが、それでも予約でいっぱいの状況だという。
公開に先駆け、オーロラ・シアターでは19日から、周辺に全面ラジニカーントの名シーンが飾ったオープントップバスを走らせるプロモーションを決行、劇場の入口には巨大なラジニカーントのカットアウトと、これまた巨大なポスターを設置した。
封切りの日がちょうどヒンドゥ教徒の祝祭日にあたったこともあり、近隣の寺院で祈祷を済ませ、そのままのノリで太鼓や踊りで浮かれつつ、カバリの公開を祝う一団も。
さらにオーロラ・シアターではラジニカーント・ファンの眼科医が無料の検眼を実施するほか、ムンバイ中のラジニファンらが献血を呼びかけたりといった慈善活動も活発になる、一種の社会現象が巻き起こっている。
また、封切り日に観なければ意味がないとする熱狂的なファンが特に多いタミル・ナードゥ州とカルナータカ州の一部では、会社や学校が軒並み休業になっている。
先ほど夕方のニュースを観ていたら、「シャー・ルク・カーンはイード(イスラーム教の断食明けのお祭り)などの休日を狙って映画を封切りするけど、ラジニ様の映画は封切りしたら休日になるってもんだい」と得意げにインタビューに応じるラジニファンの姿があった。
カバリ公式トレーラー
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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