やはりスパイス命!おいしいインドネシア家庭料理をごちそうになって

 

Posted on 10 Jun 2016 23:00 in ASKSiddhiのひとりごと by Yoko Deshmukh

わたしの血と肉はスパイスからなり、そしてもはや、スパイスなしでは生きていけなくなったようです。おいしくて真心のこもった料理に救われました。



友人の夫で福岡在住インドネシア人の方が、先日サプライズでインドネシア料理を作って持たせてくださった。

その方はバリ島出身なので、日本ではあまり紹介されていないというバリ家庭料理のナシゴレン風フライドライスと、新鮮な魚を丁寧にほぐし、各種スパイスと、レモングラスやパクチーのようなハーブ、そして玉ねぎなどとともに炒めた、シンプルだが絶品のおかずの2品を、ありがたくいただいた。

わたしはインドネシア料理にあまり詳しくないし、ましてやバリ島を訪れたことがないので、現地の味を体験させていただくほぼ初めての機会となった。

インド料理とスパイスの使い方は明らかに異なるが、口の中に広がる爽やかだが豊かな辛さという点では共通している。
実はその日は寝不足気味で、少し食欲がなかったのだが、冗談でもなんでもなく、スパイスとハーブが鬱々とした気分をいっぺんに吹き飛ばしてくれたのには驚いた。
いつかどこかの記事で、インドや東南アジアにうつ病の人が少ないのは、強い太陽光と、全身を発汗させる辛いスパイス料理を日常的に食べるせいもあるということが書かれていたが、納得だ。
食べ物が力になるというのは、こういうことも含むだろう。

しかも翌日、少し残ってしまった魚のおかずを、わが母がおにぎりに仕立てて、近所の人と一緒に食べたところ、インドネシア料理どころかエスニック料理そのものに造詣が皆無のお年寄りも大絶賛していたという。

外国人旅行者が増加し、また東南アジア方面からの移住者も増えつつある福岡。
わたしは秘かに、この方が近いうちにバリ家庭料理専門店をオープンしてくれないものかと願っている。
 


豚肉がとっても柔らかい。
 


ほぐした魚に、レモングラスなどの香菜やスパイスの風味が効いている。






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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