ムンバイとロシアを結ぶ貨物列車が8月末に運行開始へ

 

Posted on 09 Jun 2016 23:00 in インドビジネス by Yoko Deshmukh

こんな計画があったなんて。



*Mumbai port, the photo from a copyright-free space

これは個人的にとてもびっくりした、壮大な話題だ。

インドのムンバイとロシアのモスクワを、一部海上輸送も取り入れながら、アゼルバイジャン経由で結ぶ貨物列車が、今年の8月末までに運行を開始するという。

First freight train from India to Russia will start running in August

この列車のルートは「南北輸送大回廊(North–South Transport Corridor)」と呼ばれ、インドを中心にしたユーラシア大陸の広いエリアを、鉄道や船舶を含めた国際貨物輸送システムで結ぼうと試みる大規模プロジェクトの一環で、ムンバイから出発した貨物列車は、イランの港町バンダル・アッバース(Bandar Abbas)やアゼルバイジャンのアスタラ(Astara)を経て、モスクワを目指すという。

現在、この「南北輸送大回廊」プロジェクトに加盟している諸国はインド、イラン、ロシア、アゼルバイジャン、カザフスタン、アルメニア、ベラルーシ、タジキスタン、キルギス、オマーン、ウクライナ、ブルガリア。
将来的には、ムンバイ港とフィンランドのヘルシンキ港、距離にしておよそ7000キロを太い海上貨物輸送システムで結び、毎年最大500万トンの物資を運ぼうという計画もある。


"North-Sourth Corridor," the image from Wikipedia 






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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