*Mumbai port, the photo from a copyright-free space
これは個人的にとてもびっくりした、壮大な話題だ。
インドのムンバイとロシアのモスクワを、一部海上輸送も取り入れながら、アゼルバイジャン経由で結ぶ貨物列車が、今年の8月末までに運行を開始するという。
First freight train from India to Russia will start running in August
この列車のルートは「南北輸送大回廊(North–South Transport Corridor)」と呼ばれ、インドを中心にしたユーラシア大陸の広いエリアを、鉄道や船舶を含めた国際貨物輸送システムで結ぼうと試みる大規模プロジェクトの一環で、ムンバイから出発した貨物列車は、イランの港町バンダル・アッバース(Bandar Abbas)やアゼルバイジャンのアスタラ(Astara)を経て、モスクワを目指すという。
現在、この「南北輸送大回廊」プロジェクトに加盟している諸国はインド、イラン、ロシア、アゼルバイジャン、カザフスタン、アルメニア、ベラルーシ、タジキスタン、キルギス、オマーン、ウクライナ、ブルガリア。
将来的には、ムンバイ港とフィンランドのヘルシンキ港、距離にしておよそ7000キロを太い海上貨物輸送システムで結び、毎年最大500万トンの物資を運ぼうという計画もある。
"North-Sourth Corridor," the image from Wikipedia