「インドをインストールせよ」と、かさこさんはおっしゃった

 

Posted on 04 Jun 2016 23:00 in ASKSiddhiのひとりごと by Yoko Deshmukh

思いがけないところからインドネタを発掘しました。



*「インドをインストールせよ」動画の一場面より

この数年、フリーランス翻訳者として完全に独立し、忙しくも充実した日々を過ごしている一方、仕事に追われるばかりで、他にやりたいことを、やりたいと思ったときにできないフラストレーションもあり、また翻訳を含めて一生をかけて長く続けられることを見つけたい、または創り出したいということを考えるようになってきた。

そんな時に出会った「かさこ塾」のかさこさん、2週間おきに全4回、1ヶ月半くらいをかけて取り組む、その本気のセルフブランディング講座を現在、帰省先の福岡で受講している。

宿題として、自らの経歴を作成したり、オリジナルな名刺を考案したり、簡潔で伝わりやすいプロフィールを練ったりという作業を通して、他の受講生の方々が口にされるように「自分の棚卸し」に向き合う。
ひとりでこのようなことをしてもよいのだろうが、現在、全国に500名を超えるという受講生仲間がいるという状況で取り組むことは、フリーランスとして日々ひとりで仕事をしているわたしのような身には、暖かみと頼もしさを感じる。
また主観的な表現となりがちなプロフィールに、かさこさんという赤の他人から率直な意見や指摘をいただけるという機会は、一生のうちでも、なかなかないだろう。

なんといっても講師である「かさこさん」が、さわやかで頭のよさそうな好青年という印象の、感じのよい方なので、講義に出席する楽しみも倍増なのである。
このような自己啓発もののセミナーを受講したことは過去に一度もないが、たとえば講師が肥って脂ぎった、口角泡を飛ばすような中高年だったりすると、効果があったとしても正直に言って受講の喜びは半減しそうだ。
このように考えるのは、わたしだけではないようで、かさこさんのセミナーには女性の受講者の比率が高いようだ。

かさこ塾」の、もうひとつの魅力は、講義前後に飲み会やピクニックなどの交流会やレクリエーションなどの場が積極的に設けられている点だ。
こうした場への参加には別料金が課されるわけではなく、基本各自の実費であり、かつ過去に受講したことのある人なら誰でも「かさこ塾生」と呼ばれ、自由に参加できる。
まるで部活動のようでもあるし、自然で理想的な異業種交流の場ではないか。
かさこさんが、自らのセルフブランディング講座を心から楽しんで展開され、また人生を変えたいと努力し、実行している人たちとの交流を大切に思っていることが伝わる。

わたしにとっては、たった4万円の受講費を支払っただけで、自分次第では生涯に渡って続いていきそうな、自己研さんと交流の場を手に入れることができてしまったことに幸運をおぼえる。

そんな「かさこ塾」の師匠、かさこさんが、日本社会という名のぬるま湯に浸かって人生を見失ってしまいそうな人に向けて、「インドをインストールせよ」などと、意外なところでインドを推しているビデオがあったので、ここでご紹介したい。

しつこいインド人に対してブチ切れた「地獄へ落ちろ」というセリフまでも含めて、インド好きな人のインドトークな割には、とても語り口が穏やかで、ギラギラしていない。

そしてインドが日常となり、かえって新鮮な視点を失っているわたしは、初めてインドを訪れた15年前、まだデジカメがなくフィルムのカメラで、どのような写真を撮っただろうか、と、また見返したい気持ちになった。

かさこさんは来る6月25日に、誰でも会いに行け、また、九州を中心に全国のかさこ塾生が集まって、フリーマーケット的にいろいろな出展をされるイベント、「かさこ塾フェスタ」を福岡で開催される。
もしも関心を持たれた福岡や九州あたりにお住まいのあなた、この機会にぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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