インド鉄道、6両編成のDEMUに屋根設置型太陽光発電パネルを搭載した列車を試運転か
Posted on 16 May 2016 23:00 in トラベル・インド by Yoko Deshmukh
インドに住むわたしたちは普段から不便が当たり前の暮らしをしているからこそ、万一、多少うまく行かずとも、このような試行錯誤が成立するような気がします。
インド鉄道がいよいよ、地球環境を未来の世代に繋ぐ配慮の一環として、太陽光発電設備を搭載した列車の試験運転を、近くラジャスターン州ジョードプルで実施することを発表したことを、昨日付けの「The Better India」が伝えていた。
Soon, All Electrical Appliances in Our Trains Might Be Powered by Solar Energy
6両編成の動力分散型電気式ディーゼル気動車(Diesel Electric Multiple Unit: DEMU)の屋根に12枚のソーラーパネルを設置、照明やパンカー(天井ファン)など、列車内のすべての電気機器への給電に十分な3.6キロワットの発電が可能としている。
この特注ソーラーパネルは、デリー近郊ノイダの会社ジャクソン・エンジニアズ(Jackson Engineers Limited)社が開発、現在50台分を受注している。
インド鉄道では2016年度鉄道予算の一環として「ソーラーミッション(Solar Mission)」を掲げ、デリー近郊ロータク・レワリ間を走る近距離列車に圧縮ガス燃料であるCNGの採用など再生可能エネルギーの積極的な選択と、今後5年以内に1,000メガワットの太陽光発電、これに伴い200トン以上の二酸化炭素排出量削減を目指している。
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
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