ここ最近、ずっと気になっていたインドのクラフトチョコレートブランド「Paul and Mike」を、ついに取り寄せてみた。
お目当ては、チーズ入りという話題のチョコレートで、しかも受賞歴があるため、期待が高まるばかりであった。

Brunost Cheese Milk Chocolate
ところが、実際に届いたのは今流行りの「Dubai Chocolate」であった。
注文ミスや発送違いはこの国では時々あるだめ、気を取り直して味わってみることにした。

Dubai Chocolate
「Dubai Chocolate」には、中東のスイーツやおつまみでおなじみのクナーファ(Kunafa)やピスタチオなどが入っており、ほんのりスパイシーで塩味がアクセントとなっている。
わたしにとって期せずして初めての「Dubai Chocolate」となったが、味自体は十分に美味であるが、驚くほどの衝撃というほどではなかった。
強いて言えば「ナムキーン」入りのチョコレートを食べている感じか。
一方、個人的に興味をそそられたのは、チョコレートでコーティングされたケイパーである。
非常に珍しく、贈り物にも適していそうだ。
塩気のあるケイパーとチョコレートの甘さが絶妙に調和し、手が止まらなくなるおいしさである。

Chocolate Coated Salted Capers
さらに、カカオ86~87%のハイカカオ系板チョコレートも手に入れた。
ほのかに効いたピンクソルトがやみつきになる風味である。
苦味と塩味のバランスが絶妙で、ビター好きを十分に満足させる逸品だ。

87% Dark with Roasted Almonds & Pink Salt
配送時には発泡スチロールと保冷剤がしっかり同梱されていたため、溶けてドロドロになるような悲しい事態は回避できた。
このような配慮は大変ありがたいものである。
他にはアルフォンソ・マンゴーやジャムン(Jamun)などインド独特のフレーバーもあり、チョコレートのラインナップも多彩である。
お土産や差し入れにも適していそうだ。
インド産チョコレートと聞くと、あまり馴染みのない人もいるかもしれない。
しかし、主に南部のケーララ州、カルナータカ州、タミル・ナードゥ州、アーンドラ・プラデーシュ州など主要な産地があり、気候条件がカカオ栽培に適しているため、近年は高品質なカカオ豆を栽培、国内外のチョコレートメーカーに供給する動きも活発化している。
今回のPaul and Mikeによって、「インドのチョコレート」に対する印象が大きく変わった。
次回は、ぜひともあのチーズ入りチョコレートをリベンジしたいと考えている。