暑~い平野部を抜け出して、涼しいヒマラヤ山麓で「ボランツーリズム」はいかが

 

Posted on 04 May 2016 23:00 in トラベル・インド by Yoko Deshmukh

太陽が最も高い位置に昇る4月から5月にかけて、インド平野部は一年で最も暑い酷暑期を迎えます。



*Himachal Pradesh

インドほどボランティア先に事欠かない国もないだろう。

3日付けの「The Better India」が、酷暑期を迎えたインドにおいて、避暑の一環としてのボランティア、いわゆる「ボランツーリズム(Voluntourism)」のすすめとして、冷涼なヒマーチャル・プラデーシュ、ウッタラーカンド、シッキム、アッサム、ジャンムー&カシミールなどの、風光明媚で穏やかな丘陵地帯で活動するNGO団体を11団体、紹介していた。

Want to Volunteer With an NGO in the Cool Climes of the Himalayas? Check Out These Opportunities

現在、インド亜大陸の平野部では、過酷な高温の酷暑期を迎え、すでに夏休みに突入している学校も多い。
そうした学生たちなどに密かな人気となっているのが、標高の高いヒマラヤ山中に位置する、ヒマーチャル・プラデーシュ、ウッタラーカンド、シッキム、アッサム、ジャンムー&カシミールなどの涼しい土地に赴き、ただ観光するのではなく、現地の人たちのために働くボランティアだ。

日本では、長期休暇に「リゾートバイト」に出掛けるような感覚だろうか。
大学生のころ、春休みに北海道は知床ウトロのあるホテルへ、アルバイトに出かけたことがあるが、非常に薄給(時給400円程度)かつ休みの日がほとんどなく、まるでボランティアだった。

とはいえ、ボランツーリズムもリゾートバイトも、出かける人にとっては、行きたいところへ自分の意思で行き、かつ一般の人とはまったく異なる経験ができる、ということのほうが、金銭的、名誉的な価値よりもずっと高いはずだ。
2度ほどリゾートバイト経験のあるわたしも、現地で一生の出会いに恵まれ、忙しくも楽しかった日々は温かな思い出となって、今でも元気の材料となっている。

ただ、わたしは取り組んだことがないので想像になってしまうが、インドでボランティア活動をするということは、インフラの乏しさから来る困難に加えて、気候が厳しいため、想定するよりもずっときつい労働になってしまうのではないだろうか。

オリジナル記事に一覧されているボランティア先を眺めていると、標高が高い地域もあるものの、いずれも行ってみたい場所ばかりで、こういうところでのボランツーリズムを通じて、世界中の友達を作るのも楽しいかも知れないと感じられた。






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



Share it with


User Comments