ネットの海を泳いでいたら、わたしのインスタグラムのタイムラインでお馴染みのサリー・ファッショニスタたちを紹介する記事を見つけた。
The lost art of saree draping and how social media influencers are modernising this traditional garment to fit trends
インドでも、伝統服であるサリーを自分で着付けられる人はどんどん減っている中、「失われたサリーのよさをソーシャルメディアで復活させ、トレンドにマッチした衣類へとアップグレードさせたインフルエンサーたち」というタイトルで、「サリー界の並み居るファッショニスタたち」から、サリーを楽しくするクールなアイデア、そしておすすめの書籍までを紹介している。
世界有数の億万長者、アムバニ(Ambani)家をはじめとする著名人やセレブの着付けを手がけるドリー・ジャイン(Dolly Jain)氏は、パーティーに着付けて行きたいドレス風ドレープに定評がある。
Dollyさんは丁寧な解説つきサリードレープのチュートリアルも、
豊富にアップされている。
「ドレープ・セラピー」のパイオニア、「サリー・アーキテクト」、そして「アプサラ」として活動するナターシャ・タサン(Natasha Thasan)氏は、文化的背景や性別に関係なく、サリーはすべての人が着用するべきだと提唱している。
スリランカにルーツを持つナターシャさんによる「1分以内にスタイリング」を謳うチュートリアルは、現代の世界でサリーを着ることの意味を再定義している。
Natashaさんと言えば「1分以内ドレープ」技だ。
プージャ・ジャガディーシュ(Pooja Jagadeesh)氏は、比較的後年になってからサリーを身に着けるようになったことから、自らのライフスタイルに取り入れる方法を模索する中で、仕事や旅行に気軽に着られるドレープ方法を考案している。
Poojaさんはサリーのセンスも一流だ。
「サリー・スタイリスト兼ドレープ・アーティスト」のアシュウィニ・ナラヤン(Ashwini Narayan)氏は、「サリーは永遠」をテーマに、サリーと手織り工芸品を通した持続可能なライフスタイルを提案する。
Ashwiniさんのドレープ動画もずいぶん参考にした。
涼しい顔して、けっこう難しいってことも、よく分かった。
またブランドとして、「The Saree Sneakers」は、スニーカーとサリーを組み合わせるというアイデアを人々に投じている。
スリランカのデザイナーブランド、「Urban Drape」はクロップドトップと組み合わせたサリーを紹介する。
わたしも一時期、パーカやジャージっぽいスポーティーなブラウスを物色していたものだ。
書籍では、アーティ・カウラ(Aarti Kawlra)氏はエッセイ「Sari and the Narrative of Nation in 20th-Century India」の中で、20世紀初頭の民族主義運動においてサリーが「インドらしさ」の象徴として登場した経緯について書いている。
最後は「伝統と現代ファッションを融合させた革新的なスタイリングのおかげで、サリーが復活を遂げていることは疑いない」とまとめている。
本日最も読まれている記事
1 インドで人気の日本アニメは、このタイトル Posted on 15 Jun 2023
2 購入後半年で故障したフォッシルのスマートウォッチを巡る、意外な顛末 Posted on 16 Sep 2019
3 日本人と顔立ちがよく似た「セブン・シスターズ」北東部の女性、人種差別に立ち上がる Posted on 18 Mar 2017
4 アスファルトも溶ける!?猛暑のグジャラート州で人を飲み込む道路 Posted on 26 May 2016
5 インディラ・ガーンディー国際空港ターミナル3の様子、機内食、その他あれこれ:写真編 Posted on 13 Oct 2018
本日の練習