ベトナムのEVスタートアップ、VinFastが、テスラ（Tesla）より先にEVでインドに新規参入すると示唆している。

Vietnam's EV startup VinFast plans India launch, announces big investment

最近、世界で3番目に時価総額の高い自動車メーカーとなった同社は、インドで166億5,000万ルピー相当を投資する大計画を発表し、話題となっている。

VinFastはインドネシアとインドに自社の生産拠点を建設する計画を発表、今後3年以内にこの2カ国でEVの生産を開始したいとしている。
同社は、親会社Vingroupの創業者でもあるベトナムの大富豪、ファム・ニャット・ブオン（Pham Nhat Vuong）氏が設立、現時点ではEVメーカーとしての収益性は未知数だが、ニューヨーク証券取引所に上場したことから注目を集め、市場価値は一時、フォードとゼネラルモーターズを合わせたより価値の高い850億ドルまで急上昇した。

自らを「テスラのライバル」と語るVinFastがインド国内のどこに生産施設を建設するかなど、具体的な計画はまだ明らかになっていない。 

同社はEV普及率が現在わずか1～2パーセントに過ぎないインドおよびインドネシアでのEV普及拡大に大きな可能性を賭けていると述べた。
現在VinFast は、7人乗りの「VF9」に加えて、5人乗りの「VF6」、「VF7」、「VF8」などのモデルを世界市場で販売している。

インド政府は2020年代末までに、国内の自動車の少なくとも30パーセントをEVにすることを目指しているが、国内の同セグメントはまだ初期段階にある。

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