ユネスコの世界遺産であるタミル・ナードゥ州マハーバリープラム（Mahabalipuram、マーマッラプラム [Mamallapuram]）の海岸寺院群（Shore Temples）が、インド初のグリーンエネルギーを導入する遺跡となった。

Mahabalipuram Shore Temple is India’s first Green Energy Archaeological Site

世界的に有名な観光名所となっている海岸寺院群は、州当局とチェンナイにインド本社を置くルノー日産の研究開発機関「Renault Nissan Technology, Business Centre India（Renault Nissan Tech）」および現地の団体「Hand in Hand India」によるグリーン遺跡プロジェクトを完了した。

このプロジェクトでは、寺院群の照明用の電力はすべて太陽光エネルギーで発電している。
電力需要を満たすため、容量10キロワットの太陽光発電所が3基設置されている。
また余剰電力は送電網に供給されている。

太陽光エネルギーは照明だけでなく、逆浸透膜プラントにも電力を供給、3か所の給水所で観光客に清潔な飲料水を供給する。
また寺院群には日々多くの高齢者、障害者、妊婦が訪れることから、電動バギーを用意している。
さらに電気自動車用の充電ステーションも3台設置、遺跡の開場時間に合わせた午前6時から午後6時まで利用できる。

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