iPhone 15よりISROの「NavIC」に対応

 

Posted on 16 Sep 2023 21:00 in インド科学技術 by Yoko Deshmukh

日本円では円安の影響でどんどん価格が上がっていると話題になっていたけれど、インドルピーでも、米ドルそのままルピー換算なのかな。



最近発表されたアップルのiPhone 15シリーズでは、インド宇宙研究機関(ISRO)が開発した「Navigation with Indian Constellation(NavIC、ナーヴアイシー)」衛星システムに対応する。
電子情報および技術担当のラジーブ・チャンドラセカール(Rajeev Chandrasekhar)大臣が明かした。

Apple iPhone 15 series includes ISRO-made NavIC satellite system, a milestone for India: Union minister

またこの最新iPhone 15は、米国と同日にインドでも販売が開始される。
インドでは、今年4月にムンバイーとデリーに、アップル直営店「Apple Store」がオープンしている。

iPhone 15に搭載されているNavIC(旧称Indian Regional Navigation Satellite System、IRNSS)とは、ISROが測位衛星システム(GPS)など外国が管理する衛星システムへの依存を減らすため、国土の測位、ナビゲーション、タイミングなどの要件を満たすために独自開発した地域航法衛星システム。

2006年に1億7,400万ドルの費用で認可され、2018年に運用開始されたNavICは、民間ユーザー向けの標準位置サービス(SPS)と戦略的ユーザー向けの制限付きサービス(RS)を提供、L5(1176.45 MHz)およびSバンド(2498.028 MHz)の両方で利用できる。

NavICのサービスエリアはインド全土および国境を越えて最大1,500キロメートルとなっている。
NavICのSPS信号は、GPS(米)、Glonass(ロシア)、Galileo(欧州)、北斗(中国)などの全地球航法衛星システム(GNSS)からの信号と互換性がある。

NavICのサービスには、陸上、航空、海上輸送、位置ベースのサービス、パーソナルモビリティ、資源の監視、測量、科学研究、時間伝播、同期、および人命の安全に関する警告が含まれる。

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Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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