リシ・スナク（Rishi Sunak）英首相の側近として活躍していたクレア・コウチーニョ（Claire Coutinho）氏が31日、閣内人事で新たにエネルギー安全保障およびネットゼロ（Energy Security and Net Zero Secretary）担当長官に任命され、これで英内閣の閣僚にインド系が任命されるのは、スナク氏を除いて3人目となった。

UK PM Rishi Sunak's Cabinet Gets New Indian-Origin Minister

38歳のコウチーニョ氏は、スエラ・ブレイバーマン（Suella Braverman）内務大臣に次ぐ2人目のゴア系イギリス人であり、プリティ・パテル（Priti Patel）内務省長官氏に次ぐ3人目のインド系閣僚であり、また事実上最年少の閣僚でもある。
その責務には、ロシアによるウクライナへの侵攻を受けて英国内のエネルギーコストが高騰していることから、厳しい試練が待ち受けているとされている。

スナク氏と同様、英国で生まれたコウチーニョ氏は、オックスフォード大学で数学と哲学の修士号を取得、政界に入る前は投資銀行に勤務していた。
EU離脱支持派として、2019年に英国南東部イースト・サリー（East Surrey）州議会議員に選出された。

英財務省の特別顧問を務めたコウチーニョ氏は、財務長官を経て財務大臣に就任したスナク氏の補佐官となり、同氏の首相就任後は教育省の次級大臣ポストを与えられた。

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