みなさま、ごきげんよう。
お忘れになって?
あたくちよ。ドラミ。
不連続地域猫小説「मेरा नाम डोरामी है(あたくちドラミと申しますの)」 Posted on 08 Aug 2023
あニャたがた人間の世界、いつもこの猫眼でじっくり観察さしあげているわ。
今日は、あたくちの古くからのお仲間「おじさま」についてお話しするわね。
あら、兄からもお耳に入れてましたの。
それは、おニャイさまの「ぶか」ですからね。
おっきな人間のからだをしてらっしゃるけど、おじさまは猫よ。
人間のすがたにばけて、あたくちたち猫とぜんぜん違っておつむの小さな、かわいそうなあニャたがた人間たちに、「おかね」っていうおいしくもなければ、たべられない、何の役にも立たないどうぐの使い方を教えていらっしゃるの。
どなたか、地球上にいらないものなのに、おじさまは人間たちをだましているんじゃないかっておっしゃって?
あら、あニャたね(ニャ)。
今日からあたくちたちと同じ猫におニャりなさい。
たまにはこのあたくちをうならせてごらんなさい。
あたくちのやしきのある場所は、人間たちが「だんち」と呼んでいるわ。
じゆうにどこへでもいけるあたくちたちと反対に、古ぼけた「だんち」のたてものにおしこめられてくらす人間たちは、あたくちたちがしっぽをおいかけるようにムキになって「おかね」をおいかけているのよ。
でも、あたくちたちはお遊びだけど、人間たちはしんけんなの。
それがおわったら、あたくちたち猫を「かとうどうぶつ」なんてよんで、「ぴーえむしー」につうほうするなんて大口をたたいてとんだかんちがいをしてらっしゃるのよ。
どっちがつよいのか知らないって、しあわせなことね(ウニャ)。
そう、人間たちはね、「おかね」、「こっきょう」、「しゅうきょう」、「がくれき」などなど、自分たちでいろんな「きそく」をつくっては、しばりあって、それからぬけだせないと文句をいっているの。
「きんばくフェチシズム」っていうのよ。
「どうがサイト」の「にゃっくとっく」でもごらんになってみたら、そんなこっけいなペット人間たちの「げい」をたくさん見られるわ。
あニャたがたの「ちのう」は、あたくちたち猫の月齢で2か月ていどとされているから仕方ないわね。
おじさまは猫だから、あたくちたちの言葉を使ってお話しできてよ。
そして、あわれでむりょくな人間たちがあばれつかれて寝しずまる夜、あたくちたちのところへやってきて、どの人間がどのぐらい「おかね」というむだなものをためこんでいるか、おしえてくれるの。
それをあたくちのおニャイさまが、肉球なめなめきれいにかきとめ、それを「せいり」し、「かんけい」する猫たちのずのうにインプットしておき、いざというときのためにじゅんびしているの。
なにも知らない「はいきぶつ」である人間が、あたくちたちがいちばん大切にしているお食事を、たやさず生み出すよう仕向けているの。
あニャたがた人間たちにわかりやすくお伝えするとすれば、「のうこう」または「ぼくちく」かしら。「えもの」という説もあるわ。
あニャたがたをさす猫語のたんごをちょくやくしてさしあげると、「メシノタネ」っていう意味になるのよ。
そんなに「かんり」しやすいなら、なぜあたくちたちが「ちきゅう」を支配しないのかって?
2か月の子猫の「ちのう」しかない2本足のあニャたにはりかいがむずかしいかもしれないけど、「とろ~り」とひきかえにお話してあげてもよくってよ。
フ~ン、あニャたもまあまあやるわね。
次回は、もうひとりの仲間、「F棟のごふじん」についてご紹介するわ。
では、ごめんあそばせ。
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