ムンバイ空港で犬を見かけたら、ぜひ構ってみてください

 

Posted on 09 Mar 2016 23:00 in トラベル・インド by Yoko Deshmukh

ところで福岡空港での帰国時、いちど麻薬探知犬に嗅ぎ付けられ、係官から別室に呼ばれたことがあります。犯人はインドの芳醇なスパイスと紅茶、お香の放つ、めくるめく匂いのカクテルだったようです。



*The photo from The Better India, where the article is referenced.

実は、新しくなったムンバイのチャットラパティー・シヴァージー(Chhatrapati Shivaji)国際空港には飼い犬がおり、しかもかれらは愛玩犬として人々の癒しのために活躍しているという話題を、昨日付の「The Better India」が紹介していた。

These 3 Golden Retrievers Are Employees at Mumbai T2. For a Reason That’ll Make Your Heart Soar!

わが故郷の福岡空港でも麻薬探知犬が活躍しているが、こちらムンバイのゴールデンレトリーバーたちは、長いフライトやトランジットで疲れた乗客や乗員、また慣れないフライトを前にストレスを感じる乗客たちを癒すべく、活躍しているという。

この「癒し犬」たちは、NGO団体「Animal Angels Foundation」が訓練し、派遣している。
無条件の愛情を示す動物との触れ合いを通じた、児童の精神面での発育への効果に注目したムンバイ郊外タネ(Thane)の学校からの要請をきっかけに発足した同団体は、現在ムンバイのほか、プネにも犬の訓練所を置いている。

動物愛護はもちろん、主に自閉症、発達障害、ADHD(注意欠陥多動性障害)、学習障害などで悩む子どものための福祉の観点から、臨床心理士によりセラピー犬の養成を行っている。
ペットとして飼育されていた犬を希望者から引き取り、訓練を施した犬たちは現在、チャットラパティー・シヴァージー空港のほか、特殊学校やガン治療センター、メンタルヘルスセンター、外傷救済プログラムなどに派遣されている。

チャットラパティー・シヴァージー空港では、現在3頭が「コンフォーティング・エンジェルズ(Comforting Angels)」という名称で呼ばれ、活躍している。
わたしは、犬さんたちが大好き。
次回、空港を利用するときには、血眼で探してみようと思う。






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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