昨日、滞在中のビーチサイドの施設「Montego Bay Beach Village」が、1泊およそ3,000ルピーに見合った「Value for Money」ではない、などと生意気なことを書いた。
施設の名誉のために付け加えておくと、かつてゴアでは1泊500ルピーぐらいのゲストハウスに泊まっていたことがあるので、このような意見を持ってしまった。
世界中から通年、多くの人が訪れる一大観光地であり、かつ近年の宿代の高騰を考慮すると、長期滞在するのでない限り、ロケーションを考えると妥当な価格帯に妥当な設備と言えるかもしれない。
ビーチまでは徒歩30秒、施設の前には真っ青な海が広がり、夜は打ち寄せる波の音を聴きながら眠りに落ちる、という夢のような日々を過ごすことができる。
ただしテントハウス内は、なんとなく暗くてじめじめした感じが否めないので、日中はパティオに据えられたソファや、オープンエアのレストランに座って、日がな一日、爽快な海風にあたりながら仕事をしている。
今しがた、施設スタッフが、「君はずっとラップトップをにらんでいるが、一体何をしておるのだ」と苦言を呈しにきた。
やはりこんな人、あまりいないのかな。
ゴアには、聖フランシスコ・ザビエルが眠る世界遺産ボム・ジェズ教会(Basilica of Bom Jesus)をはじめ、ス・カテドラル(Se Cathedral)、パナジのリスボン風街並みやオールド・ゴア(Old Goa)の教会群、フォート・アグアダ(Fort Aguada)、変わりどころではシャンタドゥルガ寺院(Shantadurga Temple)など、一通り観光地を回ってしまうと、やるべきことは、ビーチでのんびりするだけである。
夕方、日が傾き始めると涼風が吹き、ビーチの散策タイムである。
目の前には無限に広がるかのようなアラビア海、水平線のかなたはアフリカだ。
夜になれば、大気汚染の少ない空には満天の星が輝く。
オリオン座を見つけてみたり、かわいい番犬と戯れてみたり、昼からキングズ(King's)ビールを飲んでみたり。
ゴアはやはり、インドの楽園だ。
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施設のレストランに住み着いている猫ちゃん。
とっても人懐っこくて、そばで毛づくろいしていた。
シーフード天国、ゴアでサバ(Mackerel)の塩焼き。
宿泊したテントハウス。
2人までなら楽に泊まれる広さ。
ビーチに出ると、なぜか「番犬」に吠えられる。
でも、日がとっぷり暮れてから、真っ暗になった砂浜を恐る恐る歩いていると、
ホテルまで先導してくれる、やさしいこ。
イモよりチキンを食べたいんだって。
ゴアに沈む夕日。言葉はいらん。
アラビア海。はるか彼方には、アフリカがある。
さすがゴア犬、怖がらずに水遊びしている。
水遊びをしながら、ついてくる「番犬」。