12月13日、マハーラーシュトラ州のエクナート・シンデ(Eknath Shinde)州首相を議長とする産業部内閣小委員会(Cabinet Sub-Committee of the Industries Department)の第4回会合で、マハーラーシュトラ州ヴィダルバー(Vidarbha)、マタツワダ(Marathwada)、ナシック(Nashik)、およびプネー(Pune)における産業開発促進と、およそ5万5,000人の雇用機会創出を目指す、7,000億ルピー相当の投資プロジェクトが承認された。
Mahindra To Invest Rs 10,000 Crore For Electric Vehicle Manufacturing Plant In Pune
このプロジェクトの肝となるのは、やはりグリーン開発への注目である。
たとえば、国内の電気自動車製造分野で1,000億ルピーを投資する「Mahindra Electric Vehicle Automobiles」が担う初のプロジェクトが、プネーで開始される予定だ。
このプロジェクトでは、州内のハイテクを駆使した部品への外国投資が呼び込まれるとともに、フォルクスワーゲンと共に技術、研究、および開発のプロトタイプが作られることになり、電気自動車製造に関する知的財産(IP)が州内に創出され、また周辺地域に複数の関連産業を創出と見込まれている。
また日系企業では、現在、いずれの製品も輸入に頼っている透明ガラス管、ダークアンバーガラス管、注射器およびカートリッジ用ガラス管を新技術に基づき製造する「Nipro Pharma Packaging India Pvt. Ltd.」が、製造設備の建設に2段階で総額165億ルピーを投資する予定で、直接的および間接的に2,000人の雇用創出を目指す。
プラザプロテイン、ワクチン、遺伝子治療などを手掛ける「Reliance Life Science Nashik Company」では、ナシック地域における420.6億ルピーの投資案が承認されている。
このほかヴィダルバーではガドチロリ(Gadchiroli)とチャンドラプル(Chandrapur)地区で予定されている、石炭ガス化プロジェクト(グリーン水素、メタノール、アンモニア、尿素)をはじめとするグリーン技術に基づく2,000億ルピーの投資が承認された。
これにより、同地域での雇用創出、および社会や経済の発展にも寄与すると期待されている。
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