スパイシーだけどジューシーな中東風カバーブのお店

 

Posted on 27 Jan 2016 21:00 in ASKSiddhi独断うまい店 by Yoko Deshmukh

プネにいる時には、肉を食べる頻度は1~2週間に一度くらいです。だからこそ、おいしい肉料理にこだわります。



買い物に行く暇すらないほど忙しい日々が続くと、野菜は徒歩圏内に八百屋が豊富にあるからいいとしても、肉は売っている場所が限られていることから、自宅ではほぼ菜食となる。
野菜だけでも工夫次第でバラエティ豊かな食卓になるし、何よりもシッダールタさんがネットやテレビなどで情報収集したレシピをもとに腕を振るう、ベンガル風、ケーララ風、ゴア風、ハリヤナ風、グジャラート風など、インド各地方のご当地料理を楽しんでいる。

しかし、たまには肉をがっつりと食べたいな、でもレストランは高いし時間もないし、という時にお世話になっているのが、近所のカルヤニ・ナガル(Kalyani Nagar)にある半露天カバーブ屋、その名も「Marrakesh」(マラケシュ)。
その中東風の店名が示す通りイスラーム教徒の経営らしく、いつも清潔な調理場には、下ごしらえされた串刺し肉がずらりと並び、奥にはドネルケバブが、どっしりと鎮座している。
ヨーグルトにじっくりと漬け込まれた肉を、男性たちが手際よく串に刺し焼いていく様子は、見ていて実に活気があり、また炙られた肉の香りが鼻孔をくすぐり、「これからわたしは肉を食べるのだぞ」という高揚感を五感に訴えてくる。

わたしのお気に入りは、いずれも串焼きチキンの、ムルグ・ニザミ(Murg Nizami)とムルグ・レシャミ・ティッカ(Murg Reshami Tikka)※リンク先はZomatoのメニュー
ムルグ・ニザミは少しスパイシーだが、中までよく火が通っていて炭火の風味が香ばしく、かつフォーク1本でも肉が切れるほど柔らかくてジューシー。
冷えたビールによく合うが、もちろん店では出してくれないので、テイクアウトして帰り道のワインショップ(酒屋)にて調達する。
ムルグ・レシャミ・ティッカは対照的に、まったく辛くないので、どなたでも楽しめるだろう。

ただし、わたしの個人的な意見だが、マラケシュではビリヤーニなどのライス料理や、バターチキンなどのカレー料理はハズレだった。
炭火焼肉専門店と割り切って利用しよう。​

カルヤニ・ナガル周辺の場合は宅配もしてくれ、電話番号は「(プネ)020-3018-9719」。
メニューはこちら(リンク先はZomato)。

Zomatoによると、現在プネではカルヤニ・ナガルを含めて8店舗を展開しているようだが、チェーン店だからといって必ずしも同じ味とクオリティとは限らないケースも多いのが悩ましいところ。


くるくる回転するドネルケバブ。
これを挟んだピタパンサンドも、すごくおいしかった。
 


肉を食べたら、パーンで消化を助けよう。
日曜夕だったからか、各家庭でごちそうを作ったのか、
パーン屋には近所の人がひっきりなしに買いに来ていた。






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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