カンナダ映画史上初、日本での撮影実現か
Posted on 21 Jan 2016 21:00 in エンターテインメント by Yoko Deshmukh
けっこうわたし好みの味のある俳優さんたちで、どんな作品なのかも興味深いところ。
*Photo from DNA, where the article is inspited.
ASKSiddhi(アスクスィッディ)への掲載用記事選びは、シッダールタさんが協力してくれることも多い。
今日も、あらかじめメールで共有されているセレクションを見ていたら、「なになに、ジャパンで映画の撮影?だけどこのセレブは2人とも知らない名前だな」と気になる記事を見つけたので、取り上げてみたい。
その2人とは、カルナータカ州で主に上映されるカンナダ語映画の俳優、ニーティヤ・メネン(Nithya Menen)とキッチャ・スディープ(Kiccha Sudeep)。
日本での撮影を予定している作品のタイトルは「Kotigobba 2」といい、ウィキペディアによると2001年に公開された「Kotigobba(※日本でもおなじみのタミル映画俳優、ラジニカーント(Rajinikanth)主演で1995年に大ヒットしたタミル語映画「Baashsha」のリメイク)」の、待望の続編ということになる。
監督はラーヴィクマール(KS Ravikumar)という方だ。
ムンバイ(旧ボンベイ)を一大拠点に、主にヒンディ語でストーリーが進行する「ボリウッド映画」と、上記のラジニカーント氏が絶対的なスーパーヒーローとして君臨するタミル映画は、さいきん日本でも上映の機会が増えていたり、一定のファン層がいるようだ。
ところがインドという国には、ご存知の通りこのほかにも数多くの公用語があり、それぞれの言語圏の観客を楽しませるための映画産業が存在するのだ。
ため息が出るぐらい奥が深い、多様性に富んだ国、インド。
「Kotigobba 2」は、そんなカンナダ映画としては初めて、日本をロケ地に選ぶ作品になりそうだ。
撮影地はどこなのか、日本のどういった風景を切り取ろうとしているのかなど、非常に興味深い。
記事によれば、近年は南インド映画界で、オリジナリティある撮影地を模索する動きが活発化しているようだ。
映画関係者に日本を気に入ってもらえたら、タミル語やマラヤラム語、テルグ語映画なども続々と撮影に進出、そうして製作された作品を観て「日本に行ってみたい!」と思った南インド人の、インバウンド観光が激増するかも!
これはあくまでわたしの狭い交友関係の範囲内から見た主観だが、旅先で出会ったり、職場で知り合ったりした南インドの方々を思い返してみても、わがマハーラーシュトラ州の人々よりもマナーがよく、礼儀正しく、冷静で謙虚、奥ゆかしいといった印象がある。
外国人、特にインド人に対して、あれこれ敏感な日本人にとっては、ありがたい客となるとなるのではなかろうか。
日本での撮影を推しているのは、プロデューサーのソーラッパ・バブ(Soorappa Babu)氏で、作中で流れる曲のうち、少なくとも2曲分を収録したいとしている。
「シンガポールやマレーシア、タイ、ましてやスイスなんて、もう古い古い。ニッポンって新しいよね?いや~、ニッポンぜひ行きたいね。いろいろ動いてるところさ」バブ氏。
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Yoko Deshmukh
(日本語 | English)
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.
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