シャネル新CEOはコーラプール出身

 

Posted on 16 Dec 2021 21:00 in インドビジネス by Yoko Deshmukh

日本が女性の起用を声高に叫んでいるだけの間に、いわゆる「男尊女卑大国インド」の女性たちは世界中のグローバル企業で次々に要職に就いています。



フランスの高級ファッションブランド、シャネル(Chanel)が、現在ユニリーバ(Unilever)の最高人事責任者( CHRO)を務めるインド出身のリーナー・ナーヤル(Leena Nair)氏をグローバル最高経営責任者(CEO)に任命した。

On Nooyi path: Unilever HR head Leena Nair is Chanel global CEO

52歳のナーヤル氏はマハーラーシュトラ州南部の町、コーラプール(Kolhapur)で生まれ育った。



 

もうひとりのインドを代表する女性経営者、ペプシコ(PepsiCo)のインドラ・ヌーイ(Indra Nooyi)氏から世界的な企業を率いるリーダーとしてのメンタリングを受けていた。

シャネルの声明によると、現オーナーのアラン・ヴェルテメールAlain Wertheimerはグローバル上級会長(global executive chairman)に就任、ナーヤル氏がロンドンを拠点とする同社グローバルCEOに就任する予定だ。
新たなパートナーシップにより、「創造の自由を信じ、人間の可能性を開拓し、世界にプラスの影響を与えるように行動することで、民間企業としての長期的な成功をさらに確実なものにする」と付け加えた。

時価総額100億ドル規模ともされるシャネルを任されることになったナーヤル氏は、ビジネス用SNSとして知られるリンクトイン(Linkedin)に、次のように投稿している。
「象徴的で称賛に値する企業であるシャネルのグローバルCEOに任命されたことを、私は謙虚に受け止め、そして光栄に思います。(中略)目的志向、貢献心、そして持続的な生活を当たり前のものにするという価値観を刻み込んだ、ユニリーバでの30年に及ぶキャリアにも感謝しています」

ナーヤル氏はユニリーバをジェンダーバランスの取れた企業とするべく、リーダーシップを発揮してきた。

オリッサ州ジャムシェドプルの名門、ザビエル経営大学院(Xavier School of Management、XLRI)を1992年に主席(gold medalist)で卒業したナーヤル氏は、コーラプールのホーリークロス修道院学校(Holy Cross Convent School)で学び、同州サングリ(Sangli)のウォルチャーンド工科大学(Walchand College of Engineering)で電子工学と電気通信を専攻した。
卒業後の1992年にヒンドゥスタン・ユニリーバ(HUL)本社に入社、工場や営業などさまざまな部門を経験してきた。

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なお、現状に何ら役立つ情報をご提供できていない「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」なので、せめて「在ムンバイ日本国総領事館」より日々発信されている州内の状況や州政府による措置に関する最新情報を、今後はこちらにも転載させていただきたい。

=== 以下、同掲題メールの転載 ===
※11月5日付けのメール、件名「日本における水際対策措置(インドからの入国者に対する指定施設での待機措置解除)」


11月8日(月)午前0時以降にインドから日本に入国する全ての方は、検疫所が確保する宿泊施設での3日間の待機及び入国後3日目の検査は求められません。なお、入国後14日間の自宅等での待機については変更ありません。

1 11月5日、日本政府は、新たな水際対策措置として、11月8日(月)午前0時以降にインドから日本に到着し、入国時の検査で陰性と判定された全ての方については、検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設に限る)での3日間の待機及び入国後3日目の検査を求めないことを発表しました。11月7日(日)にインドを出発し、8日(月)に日本に到着する場合は、本件措置の対象となります。なお、入国後14日間の自宅等での待機については変更ありません。

ご参考:全ての入国者に共通の措置(厚生労働省ホームページ:水際対策に係る新たな措置について)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html

2 今回の待機措置解除に伴い、空港からの移動手段、入国後の待機場所、空港での海外在留邦人向けワクチン接種の予約を変更する必要がある方は、御注意ください。
なお、海外在留邦人向けワクチン接種の予約をしている方で、予約を変更またはキャンセルされる方は、予約日の前日まで以下の特設予約サイト上で変更またはキャンセルすることができます。体調不良等で接種当日にキャンセルされる場合は、コールセンターへ御連絡ください。

【特設予約サイトURL】
https://mar.s-kantan.jp/mofa-v-u/
※予約の変更またはキャンセルの入力方法については、次のURLをご参照ください。
https://mar.s-kantan.jp/help/reserve-CVDGIM/faq-r.htm#A3_4

【海外在留邦人向けワクチン接種事業に関するお問い合わせ先(コールセンター)】
電話 ○日本国内からかける場合:03-6633-3237(有料)
   ○海外からかける場合:(+81)50-5806-2587(有料)
もしくはSkype上でmofa-vaccine-QA@asiahs.com(無料)
 (日本語:月曜~日曜8時~20時(日本時間)、英語:月曜~金曜9時~18時(日本時間))
メールアドレス:mofa-vaccine-QA@asiahs.com

【問い合わせ先】
在ムンバイ日本国総領事館・領事班
電話(91-22)2351-7101
メール ryoji@by.mofa.go.jp
=== 転載終わり ==


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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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