トランスジェンダーの伝統舞踊家、パドマ・シュリー勲章を受章

 

Posted on 11 Nov 2021 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

受章者の選考基準については賛否があるようですが、人々にさまざまな功績が認知される貴重な機会にはなっていると思います。



トランスジェンダーの伝統舞踊家、マンジャンマ・ジョガティ(Manjamma Jogati)さんは、カルナータカ州政府が運営する郷土芸能の最高機関である「Karnataka Janapada Academy」初のトランス理事を務めている。
そのマンジャンマさんが今年、その芸術への貢献が認められ、パドマ・シュリー(Padma Shri)勲章を授与された。

Watch: Transgender Folk Dancer Receives Padma Shri, With A Unique Gesture

パドマ・シュリー勲章とは

大統領官邸(ラシュトラパティ・バヴァン、Rashtrapati Bhavan)では、2021年のパドマ授与式に先駆け、昨年より延期されていた2020年のパドマ勲章授与式が開催され、ラーム・ナート・コーヴィンド(Ram Nath Kovind)大統領によりひとりひとりに勲章が手渡された。

60代前半のマンジャンマさんに女性としての自覚が芽生えたのは思春期のころだ。
カルナータカ州ホスペット近くのフリゲイアンマ(Huligeyama)寺院に連れて行かれ、そこでジョガッパ(Jogappa)、つまり女神レヌカ・イェラマ(Renuka Yellamma)に身を捧げて暮らすトランスジェンダーとして生きることを強いられる。

貧困や社会的排除、さらには性的虐待に苦しんだマンジャンマさんだが、ジョガティ・ンリッタ(Jogati Nritya)をはじめとする芸術を貪欲に吸収し、ジャナパダ(Janapada)の歌や、さまざまな女神を称えるカンナダ語のソネット(14行詩)を習得した。

2006年にカルナータカ・ジャナパダ・アカデミー(Karnataka Janapada Academy)賞を受賞し、13年後の2019年に彼女は同機関の会長に任命された。
また2010年にカルナータカ州政府より、同州の文化振興への貢献が認められ「Kannada Rajyotsava」を受賞している。



 

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なお、現状に何ら役立つ情報をご提供できていない「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」なので、せめて「在ムンバイ日本国総領事館」より日々発信されている州内の状況や州政府による措置に関する最新情報を、今後はこちらにも転載させていただきたい。

=== 以下、同掲題メールの転載 ===
※11月5日付けのメール、件名「日本における水際対策措置(インドからの入国者に対する指定施設での待機措置解除)」


11月8日(月)午前0時以降にインドから日本に入国する全ての方は、検疫所が確保する宿泊施設での3日間の待機及び入国後3日目の検査は求められません。なお、入国後14日間の自宅等での待機については変更ありません。

1 11月5日、日本政府は、新たな水際対策措置として、11月8日(月)午前0時以降にインドから日本に到着し、入国時の検査で陰性と判定された全ての方については、検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設に限る)での3日間の待機及び入国後3日目の検査を求めないことを発表しました。11月7日(日)にインドを出発し、8日(月)に日本に到着する場合は、本件措置の対象となります。なお、入国後14日間の自宅等での待機については変更ありません。

ご参考:全ての入国者に共通の措置(厚生労働省ホームページ:水際対策に係る新たな措置について)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html

2 今回の待機措置解除に伴い、空港からの移動手段、入国後の待機場所、空港での海外在留邦人向けワクチン接種の予約を変更する必要がある方は、御注意ください。
なお、海外在留邦人向けワクチン接種の予約をしている方で、予約を変更またはキャンセルされる方は、予約日の前日まで以下の特設予約サイト上で変更またはキャンセルすることができます。体調不良等で接種当日にキャンセルされる場合は、コールセンターへ御連絡ください。

【特設予約サイトURL】
https://mar.s-kantan.jp/mofa-v-u/
※予約の変更またはキャンセルの入力方法については、次のURLをご参照ください。
https://mar.s-kantan.jp/help/reserve-CVDGIM/faq-r.htm#A3_4

【海外在留邦人向けワクチン接種事業に関するお問い合わせ先(コールセンター)】
電話 ○日本国内からかける場合:03-6633-3237(有料)
   ○海外からかける場合:(+81)50-5806-2587(有料)
もしくはSkype上でmofa-vaccine-QA@asiahs.com(無料)
 (日本語:月曜~日曜8時~20時(日本時間)、英語:月曜~金曜9時~18時(日本時間))
メールアドレス:mofa-vaccine-QA@asiahs.com

【問い合わせ先】
在ムンバイ日本国総領事館・領事班
電話(91-22)2351-7101
メール ryoji@by.mofa.go.jp
=== 転載終わり ==


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About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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