プネーの企業、徐々にリモートワークからオフィスワークに切り替え

 

Posted on 26 Oct 2021 21:00 in インドビジネス by Yoko Deshmukh

リモートワークは賃金の低いインドの職場環境には向いていない、という意見の人も多いです。



ワクチン接種率の上昇と、感染者数の横ばいが続くインドでは、企業はオフィスをほぼ通常通りに再開する準備を整えつつある、という話題を、「Indian Express」電子版が伝えていた。

Pune: Demand for office rental space sees spike, software industry leads the trend

記事によれば、特に大手IT企業を中心にその傾向が強く、プネーでも例外なくオフィススペースの賃貸借契約件数は大幅に増加している。

業界に詳しい専門家によれば、2021(暦)年第3四半期現在、プネーでのオフィス賃貸総面積は昨年同期比で549パーセント増となるおよそ100万平方フィートに達し、2019年同期比の63パーセント程度となっている。

新型コロナウイルス感染症パンデミックに伴う2020年3月のインド全土封鎖により、企業はオフィスを閉鎖し社員の在宅勤務が急速に広まった。
これに伴い、多くの企業がオフィス賃貸契約の更新を見送り、一部の多国籍企業でもリモートワークを「ニューノーマル」とする方針を発表、インフラ投資が大幅に削減されるのではないかという見方が広がった。

しかし、ワクチン接種が拡大すると、その傾向も見直しが進みそうだ。
ASKSiddhi(アスクスィッディ)がお話を伺った、ある企業経営者によると、賃金が低水準のインドでは対面ではい従業員の帰属意識を保ちにくく、完全なリモートワークで一定の生産性を確保するのは困難であるという。

そのためか、この数か月ほど、IT、製造、銀行・金融サービス(BFSI)も含めた企業は物理的なオフィススペースへの復帰について話し合いを急いでいる。
たとえば混雑を避けるための時差出退勤などが導入されることになるかもしれない。

本日最も読まれている記事
購入後半年で故障したフォッシルのスマートウォッチを巡る、意外な顛末 Posted on 16 Sep 2019
日本人と顔立ちがよく似た「セブン・シスターズ」北東部の女性、人種差別に立ち上がる Posted on 18 Mar 2017
「GINZA SIX」で見かけたインド系服飾ポップアップ「パサンド(Pasand)」 Posted on 21 Oct 2021
Erick South Kojimachi Branch Posted on 20 Oct 2021
サリーを着崩れなくきれいに着付けるのに、ペチコートはいらないことを実証 Posted on 04 Jun 2018


-----
なお、現状に何ら役立つ情報をご提供できていない「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」なので、せめて「在ムンバイ日本国総領事館」より日々発信されている州内の状況や州政府による措置に関する最新情報を、今後はこちらにも転載させていただきたい。

=== 以下、同掲題メールの転載 ===
※10月12日付けのメール、件名「日本における新たな水際対策措置(コビシールドの取扱いほか)」


●コビシールド(Covishield)」については、10月12日午前0時以降、「バキスゼブリア(Vaxzevria)筋注/アストラゼネカ(AstraZeneca)」と同一のものとして取り扱うことが決定されました。
●ただし、本日(12日)現在、インドで発行されたワクチン接種証明書は、日本入国・帰国時の検疫措置の緩和対象ではありませんので、既にインドにおいてコビシールドの2回接種を完了し、インドで発行されたワクチン接種証明書をお持ちの方は御注意ください。今後の取扱いについては調整中ですので、今後変更がある場合には、改めて領事メールにてお知らせします。

1 10月8日、日本において新たな水際対策措置が決定され、「水際対策強化に係る新たな措置(18)」(令和3年9月27日)に基づく措置の適用に当たって、アストラゼネカから技術供与を受けてインド血清研究所が製造する「コビシールド(Covishield)」については、10月12日午前0時以降、既に日本入国時の水際防疫措置緩和の対象となっている「バキスゼブリア(Vaxzevria)筋注/アストラゼネカ(AstraZeneca)」と同一のものとして取り扱うことが決定されました。

2 ただし、本日(12日)現在、インドで発行されたワクチン接種証明書は、日本入国・帰国時の検疫措置の緩和対象ではありません。既にインドにおいてコビシールドの2回接種を完了し、インドで発行されたワクチン接種証明書をお持ちの方は御注意ください。

3 インド政府によって発行されたワクチン接種証明書の取扱いについては調整中ですので、今後変更がある場合には、改めて領事メールにてお知らせします。

【問い合わせ先】
在ムンバイ日本国総領事館・領事班
電話(91-22)2351-7101
メール ryoji@by.mofa.go.jp
=== 転載終わり ==


本日の練習






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



Share it with


User Comments