ゴアに、地酒フェニや郷土料理にまつわる個人所有の博物館がオープン

 

Posted on 28 Sep 2021 21:00 in トラベル・インド by Yoko Deshmukh

作った人がわざわざ「アルコールの消費を奨励するものではない」と言い訳しているのが泣かせます。



ゴア名物のフェニ(Feni、カシューナッツの実を醸造した強いお酒)醸造にまつわる展示品だけを扱った、世界でも唯一の博物館を「Hindustan Times」電子版が伝えていた。

Goa museum provides peek into the history of brewing cashew-made liquor, feni

その名も「アルコール博物館(Museum of Alcohol)」は、パナジからおよそ10キロ、ノースゴア(North Goa)のビーチベルト、観光の中心部であるシンケリム(Sinquerim)やカンドリム(Candolim)ほど近くに所在する。



 

館内には4つの展示室があり、1950年代にさかのぼるボトル、飲み物の提供に使われたガラス製品、古い木製ディスペンサー、メジャー用の機器などをはじめ、素焼きの壺、フェニの提供に使用された16世紀のメジャーカップ、アンティークな木製ショットディスペンサー、フェニの度数の測定に用いられる「garv」という名のスケールのほか、非常に珍しいロシア製のガラス製オーストラリアビアグラス(Australian beer glass)をはじめ、世界中から集められたガラス製品、杯、スニフター、傾斜したワイングラス、ポーランド製の世界一長いショットグラスなども展示、フェニ醸造にまつわる唯一無二で豊かな遺産を紹介する。

セラーもあり、1950年代にさかのぼるカシューナッツやココナッツの果汁を醸造したフェニのボトルが並ぶ。
また、博物館の一角では、古いストーブ、スプーン、乳鉢や乳棒、グラインダー、おろし金など、ゴアの料理文化を伝える貴重な品物も展示されている。
ポルトガル時代に居酒屋(Tavern)の照明に用いられていたペトロマックス(Petromax)社製ランタンのコレクションもある。

所有者であり地元の起業家であるナンダン・クチャドカル(Nandan Kudchadkar)氏は、アルコール醸造の歴史を展示する世界初の博物館であると主張している。
クチャドカル氏は父親の影響で30年ほど前から、骨董品の収集に情熱を注ぐようになった。
プネーにも個人のコレクションを展示する「ラージャ・ディンカル・ケルカル博物館」がある。
熱心なコレクターによる博物館はインド各所にあり、興味深い。

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なお、現状に何ら役立つ情報をご提供できていない「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」なので、せめて「在ムンバイ日本国総領事館」より日々発信されている州内の状況や州政府による措置に関する最新情報を、今後はこちらにも転載させていただきたい。

=== 以下、同掲題メールの転載 ===
※9月27日付けのメール、件名「海外滞在者の運転免許証の更新に係る特例」

●日本の運転免許証の手続きに関し、以下の案内がありましたので、お知らせします。

 このたび、警察庁より、運転免許証の更新について、海外に滞在されている皆様が活用可能な手続を一覧で公表いたしましたため、お知らせいたします。

警察庁ホームページ「海外滞在者の自動車運転免許証の更新等に係る特例について」
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/menkyo/kaigai_tokurei.html

<措置のポイント(一部抜粋)>
・海外赴任中の方は、更新期間前でも、一時帰国の際に更新することができます。(リンク先画像2枚目)
・期限内に更新できなかった場合でも、以下の2つのいずれかにより、帰国後スムーズに免許の再取得ができます。
1 免許が失効して帰国した際も、外国で免許を取得している方は、視力など簡単な検査のみで日本の免許を取得することが可能です。(リンク先画像3枚目)
2 外国で免許を取得していない方は、失効後3年以内で、帰国後1ヶ月以内であれば、更新と同じ手続で免許を取得することが可能です。(リンク先画像4枚目)
・また、外国等で取得した国際運転免許証等を所持することによって、日本の免許を受けることなく(日本に上陸したときから1年間)、日本で運転することが可能です。(リンク先画像4枚目)
・これらに加え、新型コロナウイルス感染症対策の一環として、有効な運転免許証をお持ちの方は、事前に郵送等で申請いただくことで、運転・更新可能期間を3ヶ月間延長することも可能です(繰り返して申請することも可)。(リンク先画像2枚目)

【問い合わせ先】
在ムンバイ日本国総領事館・領事班
電話(91-22)2351-7101
メール ryoji@by.mofa.go.jp
=== 転載終わり ==


本日の練習






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



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