ムンバイーで、女性のドゥパッタを引き剥がした男に禁固1年

 

Posted on 17 Sep 2021 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

「恥」以前に、2メートルほどもある大きな布の塊をバイクの上から引っ張ろうとしたなんて、危険行為にも該当するでしょう。



2016年にムンバイー東部チェンブール(Chembur)の公道で女性のドゥパッタ(dupatta、大判のストール)を引き剝がし、公衆の面前で恥をかかせたとして、ムンバイー都市圏下級裁判所(magistrate’s court)は23歳の男に1年の懲役刑を言い渡した。
「Times of India」電子版が伝えていた。

Youth who pulled Mumbai woman’s dupatta gets 1-year rigorous imprisonment

同裁判所によれば被告人の行為は、被告人が情状酌量の根拠とする「犯罪者保護法(Probation of Offenders Act)」にのっとり寛大に解釈する余地のない蛮行であるとして、厳しい刑を言い渡した。

原告側の女性によれば2016年3月24日、インド3大行事のひとつであるホーリー祭(Holi)の前夜に祖母と公道を歩いていたところ、バイクに乗った被告人が後ろから大声を上げながら近付き、女性のドゥパッタをひったくった。
女性が抗議すると、罵詈雑言を浴びせたという。

女性はその後、同じく現場にいた夫の友人の助けを借りて被告人を特定、夫を通じて警察に通報した。

なお、裁判では被告人の友人ともうひとりの関係者が証人として法廷に立ち、被告人が鳴らしたバイクのクラクションを巡って女性と口論にはなったが、ドゥパッタを奪った事実はなかったと主張したが、裁判所では「事件の前に女性と被告人との間に接点はなく、すなわち敵意も生じ得ないため、女性が虚偽の証言をする理由はない」として、女性の供述録取を重んじた。

本日最も読まれている記事
購入後半年で故障したフォッシルのスマートウォッチを巡る、意外な顛末 Posted on 16 Sep 2019
106 South Indian, Healthy Vegetarian Home-Style Meals in Fukuoka Posted on 09 Sep 2021
日本人と顔立ちがよく似た「セブン・シスターズ」北東部の女性、人種差別に立ち上がる Posted on 18 Mar 2017
インド中華に迷いそうになったら、ハッカヌードル食べ比べはいかが Posted on 26 Oct 2017
IITMの研究グループ、主要4都市での湿度と感染者数との相関性を調査 Posted on 11 Sep 2021


-----
なお、現状に何ら役立つ情報をご提供できていない「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」なので、せめて「在ムンバイ日本国総領事館」より日々発信されている州内の状況や州政府による措置に関する最新情報を、今後はこちらにも転載させていただきたい。

=== 以下、同掲題メールの転載 ===
※8月11日付けのメール、件名「日本における新たな水際対策措置(インドからの入国者に対する指定施設での待機期間変更)」


●8月14日(土)午前0時以降にインドから日本に入国する全ての方は,検疫所が確保する宿泊施設での待機期間がこれまでの10日間から6日間に変更となります。

1 8月11日,日本政府は,新たな水際対策措置として,8月14日(土)午前0時以降にインドから日本に到着する全ての方に対し,検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設に限る)での待機期間をこれまでの10日間から6日間にすると発表しました。8月13日(金)にインドを出発し,14日(土)に日本に到着する場合は,本件措置の対象となります。
また,入国日の翌日から起算して3日目,6日目に改めて検査を行い,いずれの検査においても陰性と判定された方については,検疫所が確保する宿泊施設を退所し,入国後14日間の残りの期間(8日間)をご自宅等で待機していただくことになります。
(例:土曜日に日本に到着された方は,日曜日が1日目,火曜日が3日目,金曜日が6日目となり,3日目,6日目に検査が行われます。これらの検査で陰性の場合は,6日目の金曜日に指定施設での待機が解除され,残りの8日間をご自宅等で待機していただくことになります。)

ご参考:全ての入国者に共通の措置(厚生労働省ホームページ:水際対策に係る新たな措置について)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html

2 今回の待機期間変更に伴い,空港からの移動手段,指定施設での待機後の待機場所,空港での海外在留邦人向けワクチン接種の予約を変更する必要がある方は,御注意ください。
なお,海外在留邦人向けワクチン接種の予約をしている方で,予約を変更またはキャンセルされる方は,予約日の前日まで以下の特設予約サイト上で変更またはキャンセルすることができます。体調不良等で接種当日にキャンセルされる場合は,コールセンターへ御連絡ください。

【特設予約サイトURL】
https://mar.s-kantan.jp/mofa-v-u/
【海外在留邦人向けワクチン接種事業に関するお問い合わせ先(コールセンター)】
電話 ○日本国内からかける場合:03-6633-3237(有料)
   ○海外からかける場合:(+81)50-5806-2587(有料)
もしくはSkype上でmofa-vaccine-QA@asiahs.com(無料)
 (日本語:月曜~日曜8時~20時(日本時間),英語:月曜~金曜9時~18時(日本時間))
メールアドレス:mofa-vaccine-QA@asiahs.com

【問い合わせ先】
在ムンバイ日本国総領事館・領事班
電話(91-22)2351-7101
メール ryoji@by.mofa.go.jp
=== 転載終わり ==

 

本日の練習






About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



Share it with


User Comments