アメリカの新政権ではインド系や南アジア系の頭脳を多数採用か
Posted on 18 Jan 2021 21:00 in 海外のインド人 by Yoko Deshmukh
ハリス新副大統領を筆頭に、インドや南アジアをルーツとする人々が重用されています。
インド出身の母とハイチ出身の父を持つカマラ・ハリス(Kamala Harris)氏が、まもなくアメリカ合衆国の副大統領に就任する。
1月20日に第46代アメリカ合衆国大統領となるジョー・バイデン(Joe Biden)氏は、初の女性副大統領となるハリス氏以外にも、インド系をはじめとする南アジア系のスタッフを積極的に政権の中枢に採用していると、NDTVが伝えていた。
20 Indian-Americans Nominated For Key Roles In Biden-Harris Administration
現時点でバイデン政権が任命しているスタッフはごく一部だが、その中に少なくとも20名のインド系アメリカ人、うち13名は女性が占めている。
筆頭は、行政管理予算局(Office of Management and Budget)局長に任命されたニーラ・タンデン(Neera Tanden)氏と、公衆衛生総監(Surgeon General)のヴィヴェック・ムルティー(Dr Vivek Murthy)氏。
司法省司法次官(Associate Attorney General Department of Justice)にはヴァニタ・グプタ(Vanita Gupta)氏、国務省で文民の安全、民主主義、人権を司る「Under Secretary of State for Civilian Security, Democracy, and Human Rights」にはウズラ・ゼヤ(Uzra Zeya)氏が指名された。
ファーストレディーとなるジル・バイデン(Dr Jill Biden)氏の政策指揮官にはマラ・アディガ(Mala Adiga)氏、デジタル責任者(Digital Director of the Office)にはガリマ・ヴァルマ(Garima Verma)氏、副報道官(Deputy Press Secretary)にはサブリナ・スィン(Sabrina Singh)氏が任命された。
ホワイトハウスデジタル戦略局(White House Office of Digital Strategy)のパートナーシップマネージャーには、アイーシャ・シャハ(Aisha Shah)氏、ホワイトハウスの米国国家経済会議(US National Economic Council、NEC)副議長にはサミーラ・ファジリ(Sameera Fazili)氏と、それぞれカシミールにルーツを持つインド系アメリカ人が任命された。
ホワイトハウス国家経済会議(White House National Economic Council)にはバーラト・ラーマムルティー(Bharat Ramamurti)氏が副議長として任命されている。
オバマ政権でもホワイトハウスに勤務していたガウタム・ラガーヴァン(Gautam Raghavan)氏は、大統領人事局(Office of Presidential Personnel)の副所長としてホワイトハウスに復帰する。
このほか、バイデン政権のスピーチライティング責任者としてヴィナイ・レッディ(Vinay Reddy)氏、ホワイトハウスのブリーフィングルームを支える大統領報道官補佐(Assistant Press Secretary to the President)にはヴェダント・パテル(Vedant Patel)氏が、指名されている。
ホワイトハウスの要職である国家安全保障会議(National Security Council)にも、テクノロジーと国家安全保障上級部長(Senior Director for Technology and National Security)にタルン・チャーブラ(Tarun Chhabra)氏、南アジア担当上級部長(Senior Director for South Asia)にスモナ・グハ(Sumona Guha)氏、民主主義と人権の調整官(Coordinator for Democracy and Human Rights)にシャンティー・カラティル(Shanthi Kalthil)氏と3名のインド系アメリカ人が任命され、米国の外交政策と国家安全保障を支える。
ホワイトハウスの国内気候政策局(Office of the Domestic Climate Policy)の気候政策とイノベーション担当上級顧問(Senior Advisor for Climate Policy and Innovation)にはソニア・アガルワル(Sonia Aggarwal)氏、ホワイトハウスの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策チームの検査担当政策顧問(Policy Advisor for Testing)にはヴィドゥール・シャルマ(Vidur Sharma)氏、またホワイトハウス法律顧問局(Office of the White House Counsel)には、上席顧問(Associate Counsel)としてネハ・グプタ(Neha Gupta)氏が、副上席顧問(Deputy Associate Counsel)としてリーマ・シャハ(Reema Shah)氏が任命された。
また、バイデン政権で要職を担う、インド以外の南アジア系アメリカ人としては、ホワイトハウスの国家気候副顧問(Deputy National Climate Advisor)となるパキスタン系のアリ・ザイディ(Ali Zaidi)氏、副大統領の国内政策顧問(Domestic Policy Advisor to the Vice President)となるスリランカ系のロヒニ・コソグル(Rohini Kosoglu)氏、ホワイトハウス首席補佐官代理上級顧問(Senior Advisor to the White House Deputy Chief of Staff)となるバングラデシュ系のザイン・スィッディーキ(Zayn Siddhique)氏が確認されている。
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なお、現状に何ら役立つ情報をご提供できていない「ASKSiddhi(アスクスィッディ)」なので、せめて「在ムンバイ日本国総領事館」より日々発信されている州内の状況や州政府による措置に関する最新情報を、今後はこちらにも転載させていただきたい。
=== 以下、同掲題メールの転載 ===
※12月23日付けのメール、件名「全日空(ANA)による成田ムンバイ間の臨時便運航」
【ポイント】
●全日空(ANA)では、インド航空当局の許可を取得することを前提に、インド政府が設定したエア・バブルに基づく便として、1月16日に成田発ムンバイ行、1月17日にムンバイ発成田行の臨時便を運航することとなりました。
●ANAによれば、同便の予約受付・販売は12月24日(木)11:30(インド時間)から開始予定とのことです。
●こちらの便は航空会社のウェブサイトでの予約受付・航空券購入が可能です。
●なお、日本外務省はインドについて「レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)」の感染症危険情報を発出しています。インドへの渡航を検討される場合は、インドにおける感染状況を踏まえ、渡航の必要性や時期について慎重に御検討ください。また、インド政府の外国人の入国に関するガイドラインに御留意願います。
在留邦人の皆様へ
全日空(ANA)による成田ムンバイ間の臨時便が運航されることになりましたところ,お知らせします。なお、本件照会については、ANAお問い合わせ先までご連絡いただければ幸甚です。
1 全日空(ANA)では、インド航空当局の許可を取得することを前提に、インド政府が設定したエア・バブル(新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策としてインド政府が実施している国際定期旅客航空便の飛来禁止措置の例外措置)に基づく便として、1月16日に成田発ムンバイ行、1月17日にムンバイ発成田行の臨時便を運航することとなりました。
2 ANAによれば、同便の予約受付・航空券購入は12月24日(木)11:30(インド時間)から開始予定とのことです。なお、空席状況確認や航空券の予約・購入方法等はANAウェブサイトをご確認ください。詳しくは、ANAにお問い合わせください。
(ANAウェブサイト)
https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/
(ANAお問い合わせ先)
ANAムンバイ支店予約担当:bomrsvn@ana.co.jp(営業時間<インド時間>:9:00-18:00)
※英語/日本語での受付となります。
※上記の臨時運航便以外についてのお問い合わせ先は以下の通りです。
電話: (インド国内)000800-100-9274 ※24時間対応 ※通話無料
(インド国外)+81-3-4332-6868 ※24時間対応 ※有料
3 新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、インド政府よりインド到着旅客に関する情報の提出が義務付けられています。ANAによれば、インドへの航空券を予約・購入された方は、出発の48時間前までに、必ずANAムンバイ支店予約担当に渡航に際し必要な情報の連絡が必要となるため、以下のANAからのお知らせを必ずご確認ください、とのことです。
(ANAからのお知らせ:各地域への入国条件変更/インドへ渡航のお客様へ)
https://www.ana.co.jp/ja/jp/topics/notice200501/#immigration
4 日本外務省はインドについて「レベル3:渡航は止めてください(渡航中止勧告)」の感染症危険情報を発出しています。インドへの渡航を検討されている邦人の皆様におかれては、インドにおける感染状況を踏まえ、渡航の必要性や時期について慎重に御検討ください。
(新型コロナウイルス感染症に関する皆様へのお願い:当館ホームページ)
https://www.in.emb-japan.go.jp/PDF/20200929_Coronavirus_j.pdf
また、以下のインド内務省入国管理局ホームページに、現在入国できる査証カテゴリーや査証取得手続き、事前の自己申告フォーム等の提出、入国後の自主隔離等、外国人の入国に関するインド政府のガイドラインが掲載されていますので御留意願います。
(インド内務省入国管理局ホームページ該当部分)
https://boi.gov.in/content/advisory-travel-and-visa-restrictions-related-covid-19-1
(各種情報が入手できるサイト)
インド政府広報局ホームページ
https://pib.gov.in/indexd.aspx
インド保健・家庭福祉省公式ツイッター
https://twitter.com/MoHFW_INDIA
インド入国管理局ホームページ
https://boi.gov.in/
在日インド大使館ホームページ
https://www.indembassy-tokyo.gov.in/jp/index_jp.html
外務省海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/
厚生労働省ホームページ:新型コロナウイルス感染症について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
首相官邸ホームページ:新型コロナウイルス感染症に備えて
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html
=== 転載終わり ==
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Yoko Deshmukh
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インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。
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