マハーラシュトラ州における肉牛の畜産と牛肉消費の全面禁止を受けて、牛肉消費の割合の高いケーララ州ティルヴァナンタープラムで今月10日、食事のタブーが少ないキリスト教徒のみならず、ヒンドゥ教徒やイスラーム教徒もともに牛肉料理を囲むことで、「時代錯誤の法律」に抗議した。
NDTVその他メディアが報じた。
ケーララ州では日常的に、宗教を問わず多くの人が牛肉を消費しており、しかも食肉全体の中でも年間消費量が鶏肉の15万トンに対し、23万トンと人気が高い。
「牛肉を食べる会」に参加したヒンドゥ教徒もイスラーム教徒も、「牛肉を食べる習慣はケーララ州の文化であり、何を食べ、何を食べないかは、個人の信条に基づくものであるべきだ」と、マハーラシュトラ州政府の方針を非難した。
一方のマハーラシュトラ州内でも、牛肉加工業者や畜産業者のみならず、一般消費者も巻き込み、今回の改正州法の施行に抗議の意を露わにしている。