ケーララ州コーチの私立病院で先月、インド初の両手移植手術に成功していたことが分かった。
インド・アジアン・ニュース・サービスその他メディアが報じた。
手術は先月、列車事故に遭い大怪我をした30歳の男性を対象に、私立病院「Amrita Institute of Medical Science」で実施された。
病院によればドナーは、24歳の交通事故の犠牲者だった。
執刀したサブラマニア・アイヤール(Subramania Iyer)医師によると、術後2週間経過後の患者の予後は安定しており、少しずつ指が動かせるようになってきているため、術後リハビリに入っているという。
また感覚が完全に戻るまでには、およそ3~4ヶ月の期間が必要だと話している。
手術には20名以上の外科医が立ち会い、16時間ほど続いた。
手術費用は全額、慈善団体の「マーター・アムリターナンダマイー・マート(Mata Amritanandamayi Math)」が負担した。