警察署から忽然と消えた大量の密造酒、犯人は...

 

Posted on 03 Jan 2019 21:00 in インドあれこれ by Yoko Deshmukh

しこたまに酔っ払った彼らがどうなったのか、知る人はいません。



ウッタル・プラデーシュ州バレイリー(Bareilly)で、奇妙な事件が起きた。
密造や違法な所持などを理由に警察が没収し、署で保管していたはずの、およそ1,000リットルの酒の缶が、忽然と消えたのだ。

外部からの侵入者の形跡はない。
調べてみると、犯人は大挙して乱入してきた「アレ」だった。
「The Times of India」電子版が伝えた。

Rats drank 1,000 litres of seized liquor, claim police - The Times of India

バレイリーの警察署の保管庫(Malkhana)には、長年にわたって没収されてきた大量の密造酒が収容されていた。

先月26日の夜、新たに着任した事務長官(Muharrir)が保管庫を点検しようとしたところ、暗い庫内に転がっていた密造酒入りのプラスチック容器に、おもむろに躓いた。
灯りをつけて詳しく調べてみると、ほとんどの容器に穴が開いて空になっているか、容器そのものが失われていることが発覚した。

同署では失われた密造酒の正確な量についての言及は避けながらも、「容疑者」を倉庫内に侵入したネズミと断定、「指揮下に徹底的な捜査を命じている」と説明している。

ただし事件を通報した事務長官によれば、密造酒とは本来、没収後に捜査等の法的な手続きが終了すれば直ちに処分することが規則になっているのに、「この倉庫には没収後10年以上も放置されていた酒があった」と指摘している。

本日最も読まれた記事
「ブルカ・アベンジャー」、インドでも放送開始 21 Apr 2015 

映画「ボヘミアンラプソディー」を鑑賞:フレディさんとインドとの繋がり備忘録 22 Nov 2018
ポルトガル鉄道のインターネット事前切符予約 26 Oct 2016
インド中華に迷いそうになったら、ハッカヌードル食べ比べはいかが 26 Oct 2017
2018年のASKSiddhi、7月から11月までの話題ハイライト10選 31 Dec 2018





  



About the author

Yoko Deshmukh   (日本語 | English)         
インド・プネ在住歴10年以上の英日・日英フリーランス翻訳者、デシュムク陽子(Yoko Deshmukh)が運営しています。2003年9月30日からインドのプネに住んでいます。

ASKSiddhi is run by Yoko Deshmukh, a native Japanese freelance English - Japanese - English translator who lives in Pune since 30th September 2003.



Share it with


User Comments